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SAP知識整理1: SAP概要

SAPとは

■SAPは、各業界に圧倒的なシェアを誇っている「企業向けERPパッケージ」
■あらゆる業務に対するモジュールを提供しており、それぞれを企業要件によって組み合わせることが可能
■業種特化型アプリケーションとして業種別ソリューションも提供

ERP: Enterprise Resource Planning
ERPパッケージとは、企業の経営資源「人・もの・金・情報」を統合管理し、経営関係を効率化するために、基幹業務を部門ごとではなく、総合的に管理するためのソフトウェアパッケージのこと。

モノが動けば、お金が動く、誰が行ったか分かるというのは特徴。
ERPの導入によって、各部門での情報連携は不要であり、リアルタイムで整合性が取れた仕組みとなる。

SAP: Systemanalyse And Programmentwicklung
システム分析とプログラム開発の意味のドイツ語

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SD:
Sales and Distribution 販売管理
お客様から受注して、ものを出荷したり、売り上げ計上したりするとかなどの内容が含まれる。

MM:
Material Management 購買管理+在庫管理
仕入れ先: 商品・材料・部品等を仕入れる取引先を「仕入先」と呼んでいます。

FI、CO:
Financial Accounting 財務会計: 債権、債務管理

Controlling 管理会計: 企業内部でどういうふうにお金が使われているか、企業分析のために行わている。

一般的な製造業はどういう風にモジュールを利用するか

ものを調達⇒在庫管理⇒財務会計⇒製品を作る(PP生産管理)⇒出荷⇒出荷後の債権管理(SD販売管理)

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>>>MMモジュール

■購買見積登録:
 購買部にて、仕入れ先に見積依頼をする、いくらだったら買えるよという見積
■購買依頼登録:
自社でものを作るために、購買部門に依頼するもの
■購買発注登録:
 仕入れ先情報、品目情報などもあり、実際の発注
どこから、いつ、何を買う
■入荷予定登録
納期回答など
■入庫登録
入荷予定伝票を参照して、登録
部品などが届いたら、バーコードなどを読み取って、入庫登録を実施
■在庫管理
入庫すると、在庫が増える
■請求書照合
債務管理(AP): ものを買った後、債務が発生 ⇒ 総勘定元帳(GL)
システム上の必須: 購買発注登録、入庫登録、請求書照合の登録

>>>PP(生産管理)モジュール

■MRP
MRPは販売・在庫・購買管理いたる情報をもとに計算する
■計画手配登録
どのものが自社で作る、どのものが他社さんに依頼する
■製造指図登録
計画に基づいて、現場に依頼する
■実績登録
何をいつ作ったか、それにかかった費用などの情報を登録する
■原価計算(CO)
実績登録により、COを実施

PPでは、PlanningからExcucationといった二つの部分は大きく分けられる。

>>>SD(販売管理)モジュール

モジュールの目的:
得意先さんからの注文情報を自社の受注情報として登録し、在庫の☑、金額の☑をしたうえ、出荷して、在庫を減らして、売り上げに繋がるためのモジュールです。

■引合登録
得意先からのお問い合わせ内容を回答し、引合を行う
■見積登録
見積伝票に見積情報(いつの注文どの価格)を登録する
■受注登録
お客様が注文したら、SAPに登録する
このステップにて、色んな機能が流れている
■出荷登録
倉庫に出荷指示、出荷伝票に登録
倉庫に製品がない時、基本的に出荷登録をしない。
■出庫確認
出荷伝票に対して、出荷確認を行う
SAPシステム上、在庫が減って、売り上げ(売掛金)が立つ
■請求登録
■債権管理(AR)

>>>PS(プロジェクト管理)モジュール

モジュールの目的:
建設仮勘定のために=資産の進捗を管理
■プロジェクト登録
WBSを登録
■プロジェクト計画
■外注・手配管理
必要なものを「購買依頼登録」につながる
■進捗実績管理
■プロジェクト原価
このプロジェクトを実行するために、かかった原価をSAPにて管

>>>PS(プロジェクト管理)モジュール

FIにつながるモジュール
・債務管理AP
・債権管理AR
・総勘定元帳GL
3つの部分はメイン。
他には、従業員経費管理、固定資産管理(原価償却)など

管理会計CO:
原価センター: 費用の発生部門
利益センター: 収益が出た場合

収益性分析PA:
CO-PAはよく言われる
この収益をもらうために、どういったコストがあるかを分析する

以上


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