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I Feel Pretty!

前々から気になっていた映画をようやく見ました。

↓ネタばれあります。









ぽっちゃりで美人ではない自己肯定力低め女子であるレネーが頭をぶつけたことで、完璧な美人になったと思い込み、自信を得て人生を変えていく。というストーリー。レネーのように自己肯定力が低め女子である私にお勧めの映画だと思い、アマゾンプライムの後で見るリストにずっと入れっぱなしになっていた。というのは主人公のレネーが可愛くなかったからだ。私の好きな映画にプラダを着た悪魔があるが、あの映画は主人公のアン・ハサウェイが可愛くてつい見入ってしまった。

この映画を見ているうちに、中高の友人を思い出した。私の友人はレネーと同じくぽっちゃりで、赤いメガネをかけていた、可愛いとはお世辞にも言えず、体育や勉強の成績は私よりも劣っている彼女ではあった。しかし彼女は全くそのことを気にしてはいなかった。私は中高の時は思春期らしく肌のニキビや、体型を気にしており、スクールカーストで下の方になりたくないという思いから勉強を頑張っていた。常に人目を気にしていた学生時代であった。
そのため見た目も勉強も体育も私より劣っていた彼女の自信がどこから生まれてくるか全然理解できず、むしろそういった彼女の態度を疎ましく思っていたこともあった。

高校を卒業し約10年が経った今では、彼女はカッコよくは無いが頭の良い人と結婚し、アメリカで生活をしている。そして子供を出産した。一方で人目を気にして生きてきた私は、本心をさらけ出すこともできず、そのためか彼氏もできない。

この映画においても、頭をぶつける前のレネーはいつも自分のことを私なんて・・・と蔑んでおり、美人を羨んでいる。レネーの友人は彼女のことを気にしすぎよ、と言うがレネーは友人の言葉に耳を傾けることはない。しかし頭をぶつけ美人になったと思い込んだことで自信を得て明るくなったレネーの態度は、周囲の人にまで自信を与える。その結果、彼氏だけでなく職場の上司を含めた多くの女性まで彼女に魅了される。

自分が自信を持つことで、状況は変えることができる。そして内面に自信があれば見た目すらも美しくみせ、人を魅了することができる。
そのことを教えてくれる映画です。

だが、私はそのことは分かっているがどうしても自信を持つことができない。人並みに色々と持ってはいるとは分かっているが、どうしても自分の凡庸さを許すことができず自信を持つことができない。私もレネーのように頭をぶつけてみようか・・・。

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