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【製図試験】手順固定&時間計測のススメ①:作図編

こんにちは、macoです。
令和2年の一級建築士の学科試験に独学3か月で合格し、その勢いで製図試験も突破。ストレート合格しました!
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こちらの記事では、製図試験の対策として私がやっていた、手順の固定時間の計測についてご紹介します。
作図とエスキス、どちらも手順固定&時間計測をしていました。
今回は作図編です。
(エスキス編も近日中にアップします。アップしたらリンクを貼ります。)

手順固定&時間計測はメリットがたくさんあるので、是非試してみてほしいです。
ちなみに私はフリーハンドで作図しています。

なぜ手順を固定して時間を計測するのか?

私は作図もエスキスも手順を固定し、練習の時は毎回時間を計測するようにしていました。
初受験者だと、作図手順も分からず、エスキスも何をすればいいのかよく分からないと思います。
ですが、よくわからないまま、やみくもに練習を続けてもなかなか上達しません。

そこで、まずは一旦手順を固定してみてください。
進めていくうちに手順を入れ替えたり、無くしたり、追加したり、自分で調整していけばいいので、まずは手順を決めてしまいましょう。

そして、手順を決めたら、作図もエスキスも決めた手順通りに、毎回同じ手順で進めていきましょう。
その際に時間も計測してみてください。決まった手順でやっていれば、どの工程にどのくらい時間が掛かっているのか?がハッキリ見えます。

たとえばですが、1回目の作図と2回目の作図で30分縮んだとして、手順が固定されていないと、どの工程で時間が縮まったのかが分かりませんよね?
手順が固定されていれば、どこの工程で時間が掛かっているのかという分析もしやすくなります。

作図の手順はどうやって決めるの?

私は作図の手順固定のために、はかせさんのこちらの二つ動画を見て、手順を紙に書きだしました。

↓この動画は何度見ても早すぎて笑えるwww
実際に一式図を書いてみると1時間41分というのがどれほど凄いことか分かると思います。

はかせさんの動画を参考に、とりあえずこの手順でやってみることにしました。

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最初はこの紙を作図中に見える場所に貼って、この手順通りに作図をしていきました。

一番最初の手順は、まずは誰かの真似をするのが良いと思います。
学校から指導された順番でもいいし、はかせさんの動画の真似でもいいし、なんでも良いと思います。
やりながら自分のやり易い様に調整していけば良いので、まずはとにかく手順を固定してみてください。

手順を固定することで、作図の抜けが少なくなりミスが減ります
私は歩行経路をいつも忘れてしまっていたのですが、歩行経路を書く手順を固定してからは忘れることがかなり減りました。

時間計測もしてみましょう

手順通りに何度か作図していく内に、1つ1つの工程の時間を計測しないと、どこに時間が掛かっているか分からないと気付き(気付くの遅い、、、)、エクセルで時間計測表を作成しました!
こんな感じです。

画像2

きったない字ですみません、、、でも作図中に急いでメモするとこうなるんですよ、、、
ちなみに参考時間ははかせさんの1時間41分作図動画を参考にしています(最後まで参考時間に追いつくことはなかったけど)。

作図する時には時間を計測して表に記入するようにしていました。と言ってもメモを忘れたりする事もありました、、、
時間を計測していくと自分がどこで遅いかが分かってきます。

ちなみに私は外構と家具や文字入れに時間が掛かるタイプだったので、文字を書く練習と、家具やトイレ内部のパーツ練習をして、少しでも早く書けるようにしました。

作図に慣れてくると、手順の紙を見なくても手が動くようになってきます。
やっていくうちに手順の入れ替えや追加をして、自分のやり易い手順に変えていきました。

計測表を見ると9月に入って作図が遅くなっています。
これは少しでも早く作図できるように、用紙を早いタイミングで外して作図したり、断面図をすべてフリーハンドで書いてみたり、いろいろ挑戦していたからです。
結果、1時間以上作図が遅くなりましたw

上手くいかなかったらまた前の手順に戻せばいいだけなので、良さそうだなと思ったことはとりあえず1回試していました。

最終的な作図手順と作図時間はどうなったの?

最終的な作図手順は以下のようになりました。
名前と受験番号は、試験開始直後に課題文を読む前に、製図用紙と記述用紙に記入する手順にしていました。

①面積表
②断面図の捨て線
③寸法線
④延焼ライン
⑤柱型
⑥吹き抜け(
丸特
⑦コア(丸特)
-------50分-------
⑧内外壁(開口部の丸防)
⑨歩行距離
-------1時間30分-------
⑩切断線
⑪断面図
-------1時間50分-------
⑫外構
⑬家具・文字
-------3時間-------

はかせさんの動画の手順をベースに、自分の性格などを踏まえて順番などを入れ替え、この順番に落ち着きました。
はかせさんの助言の通り、一発アウトを避けるために、法規や上下階不一致に関わるものをなるべく前半に書く手順です。

竪穴の特定防火設備(以下、丸特)については、吹き抜け、コアを書く手順に組み込んであります。
1階コア→1階の丸特→2階のコア→2階の丸特という感じです。
後からまとめて書こうとすると忘れてしまうので、、、
延焼ラインにかかる防火設備(以下、丸防)についても、開口部を書いたらすぐに丸防を書いていました。

作図中に、先に書いた丸特や丸防が邪魔になる時がありますが、慣れてくるとどの辺りに書くといいか分かってくるようになりますよ!
まとめて書いた方が抜けがないという方は、まとめて書く手順で良いと思います。
私は「後からやろう」と思いながら作図を進めると、すっかり忘れる気を取られて作図が疎かになる人間なので、とにかくすぐ書くようにしていました。

作図スピードについては、残念ながらこれ以上早くなりませんでした。
もっと早い方もいますし、早い方が絶対に有利なんですが、作図練習ばかりしている時間もなかったので、最後はこれで良し!と割り切りました(諦めたともいう、、、)。
資格学校の講師の方にも、「とりあえず作図3時間が目安だから、そこには乗っているから大丈夫だよ」と励ましてもらいました(先生ありがとう)。

まとめ

作図手順の固定と時間を計測するメリットについてご紹介しました!
一見地味に見えますが、とても有効な手段ですので、やったことがない方はぜひ試してみてください。

あなたの合格を心から応援しています!


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