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【一級建築士学科試験】学科Ⅰ・計画のポイント、勉強法、おすすめサイト

こんにちは、macoです。
令和2年の一級建築士の学科試験に、独学3か月で合格しました!
3か月で合格したスケジュールはこちら

今回から数回に分けて、科目別にポイントや私が実際にやっていた勉強法、おすすめのサイトなどについて紹介していきたいと思います。
まずは学科Ⅰの計画からです。
ちなみに私は令和2年の計画は14点で合格しました。

学科Ⅰ・計画の特徴

暗記するものが多い
新出問題が多い

計画についてですが、とにかく暗記するものが多いということが特徴としてあげらます。
また、新出問題もよく出される教科です。

配点は20点となっており、法規、構造、施工と比べると多くないですが、足切り点は例年11点に設定されています。
つまり10点以上落とすと足切りになってしまいます。間違えられるのは9問まで。
法規や構造は仮に10点以上間違えても足切りになりませんが、計画、環境・設備は1点のミスが命取りになる場合もあります。

得点源とする教科ではありませんが、きちんと押さえておかなければいけない教科ということ意識してください。

諸室の必要面積関係については絶対暗記!

諸室の必要面積関係については、二次試験である製図試験でも必ず使う知識ですので、しっかり暗記しておくことをおススメします。

例えば、令和2年の製図試験においては会議室、事務室などが面積適宜で出題されました。
この時、人数当たりの必要面積が分からず、適切な面積で室を計画できないと減点されてしまいます。

私は学科の勉強をしている時には製図試験のことまで考えたことがありませんでしたが、これから受験される方は学科試験の時から意識して取り組んでみてください。

計画でのポイントは作品系の問題

計画の勉強を進めていく中で、ポイントとなるのは作品系の問題かと思います。
私がいう作品系とは、建築史関連や街づくり関連、建築物の特徴を問われるような問題のことです。

私はこれが大の苦手でした。
学生時代は構造を専攻し、就職してからは施工に携わることが多く、そもそも巨匠の作品をあまり知らないし、建築の本とか読まないし、、

受験生の中にも私のようなパターンの方、意外といるんじゃないでしょうか?
建築に携わっている人全員が、建築物に詳しいわけじゃないんですよ、、、

作品系は多い時は7問程度出題されるため、捨てるには訳にはいきません。
新出の問題が出題されやすい傾向もあります。
また、過去に出題されたことのある作品でも違う表現で出題されることがあるため、きちんとその作品がどういうものなのか押さえておく必要があります。

おすすめサイト1:TAC建築士講師室ブログが大活躍

私は作品系の勉強にはTAC建築士講師室ブログ内の井澤式実例暗記法シリーズを活用しました。
作品系の問題が苦手な方は、その建物がどのような建物なのかが分かっていないことが多いと思います。
なので、文章で問われてもイメージが湧かないし、記憶に定着しにくいんです。
ですので、作品系は実物を見て覚えることをおススメします。
でも実物を見に行くのは限度がありますよね?
そこでこの井澤式実例暗記法シリーズの出番です!

この井澤式実例暗記法シリーズには、過去に出題された作品系はほぼ網羅されています(日本の街並み関連はありませんが)。
そして、建物のHPや写真のリンクが貼ってあるんです!
リンクをクリックするだけで写真で確認できます。

ブログを眺めているだけではダメだった

私の場合、この井澤式実例暗記法シリーズを隙間時間に読んでいました。
ですが、ブログを眺めているだけでは覚えられなかったんです。
6月後半に受けた模試で作品系の出題にかなり苦戦したため、TACのブログに出てくる作品を印刷し、紙の資料にして自分で書き込みができるようにして、作品の特徴を把握することにしました。

、、、これ、簡単なように聞こえますよね?
TACの井澤式実例暗記法シリーズ、何作品紹介されているかご存じですか??

実に262も紹介されているんです。実例暗記法の目次ページをスクリーンショットしたものがこちらです。

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自分が分かりやすいように順番は入れ替えてあります。
子供に落書きされた跡もありますね、、、すみません。

262ですよ?多すぎて泣ける、、、
これをまとめて下さったTACの井澤先生が神過ぎる、、、
でも泣いている場合ではない。とにかくやるしかない。

6月後半になってからやったので、時間が全然ありませんでした。
自分が見て分かればよいので、かなり適当ですが、A4に2作品入るようにして、隙間時間にひたすら印刷しました。
ここで資料の綺麗さにこだわってはダメです!自分が分かればいいのでスピード重視ですよ!

結果、こんな感じになりました。↓

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これは一部ですが、こんな感じで分野別にステープラーで留めて、過去問を解く度に写真を見て、空いた余白にキーワードをメモしていきました。
この資料の印刷だけでも、もっと早くやればよかった、、、
私は独学だったので、このような資料も自分で作るしかなく非効率的でしたが、大手資格学校では作品系をまとめた冊子があるようなので、効率を求める方は資格学校に通う方が良いかと思います。

令和2年度は何点取れたの?

結局、令和2年の計画の作品系の問題では、井澤式実例暗記法シリーズで紹介されている262から、正答枝・誤答枝含め10作品ほど出題されていました。

10/262。これを多いと見るか、少ないとみるか。

令和2年の試験について言えば、井澤式実例暗記法シリーズをすべて押さえておけばNo.2、No.3、No.12の3点を取れました。私はきっちりこの3点をとっています。(と言ってもNo.3は迷ったんですよね、、、これは後述するどらみ式で救われました)

結果だけみると、この3点を取れなかったとしても計画11点、合計89点で令和2年の試験には合格できていました。

3点のために262の建物を勉強するかどうか、、、
時間に見合わないような気もしますが、新出問題を正解することはかなり難しいため、一度出題されているものについては勉強しきっちり点数をとるべきだと思います。

おすすめサイト2:博士さんが紹介していたどらみ式に1点を救われた

井澤式実例暗記法シリーズでなんとか知識を詰め込みましたが、歩くたびに忘れてしまいそう(なんせ262もあるので、、、)。
そんなとき、Twitterで博士さんが呟いていたどらみ式シリーズ(#どらみ式で検索できます)を試験の直前に発見し、これだーー!と思い全部スクショしました(笑)
その結果、私の携帯のカメラロールはこんな感じになりました↓ (ちょっと怖いw)

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試験開始直前までどらみ式で確認したおかげで、なんとか思い出してNo.3を正解し、1点を救うことができました(良かった)。

私はTwitterを始めたのが学科試験直前だったため、どらみ式を知ったのが試験2日前でした。
どらみ式はYouTubeで動画もアップされているのですが、当時はYouTubeを見ている暇もなかったため、スクショするくらいしかできなかったんです。
博士さんのYouTubeをもっと早く知っていれば、もう少し楽に学習を進められたかもしれません。
博士さんのYouTubeには製図試験の勉強で大変お世話になりました。
学科の勉強中に知らなかったことが悔やまれます。
これから受験する方は博士さんのYouTubeを一度見てみてはいかがでしょうか?

■日本建築

■西洋建築

まとめ

一級建築士の学科Ⅰ・計画についてポイント、勉強法、おすすめサイトなどを紹介してみました。いかがでしたでしょうか?
計画の勉強につまずいたときは、井澤式実例暗記法シリーズや博士さんのYouTubeをうまく活用してみてください。
私のように262もの建物をわざわざ印刷しなくても済むかもしれませんよ!
時間は有限です。有益な情報はどんどん活用していきましょう。

学科の勉強、頑張ってくださいね。
あなたの合格を心より応援しています!

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