見出し画像

産前・産後のセルフケア*オンライン教室

お家にいる妊産婦さんへ
身近に妊産婦がいる方へ

画像1

https://sites.google.com/madrebonita.com/onlineclass/

このパンデミックの騒動で、おうちで過ごすことの、良い面を見つけた人もいれば、ストレスで疲れ切ってる人もいると思います。

そんな歴史に残る時代を私たちは目撃し体験しているわけですが、この騒動がなくても、似たような環境に置かれるのが「産後」という時期です。

画像2

新生児のお世話にあけくれ、それだけで1日が終わり、お世話以外のことを何もしてないのに疲れ切っている自分に、生産性のなさを感じて焦ったり、無力感を感じたり。

赤ちゃんの圧倒的な可愛さと存在感に癒されつつも、その24時間続くお世話の大変さの方が凌駕してしまう日もある。

そんな日々の中、赤ちゃんを連れての外出のハードルはとっても高いので、多くの人は諦めて家にこもることになります。パンデミックがなくてもです。

とはいえ、出産して「おめでとう」って言われて、赤ちゃん可愛いでしょう、っていう話題が前面に出てるこの時期は、大っぴらに弱音が吐けない。ストレスだなんて言ったら、親としての自覚がないと怒られそう。とか。

目の前の新生児が最優先だから、自分の体がしんどい、心もしんどい、ということは言えないまま、なんとかやり過ごす。

そういう産後の時期が、このパンデミックの騒動と重なるストレスは、もう、想像を絶するものだと思います。

画像3

産後だけでなく、これから産後を迎える妊婦さんも、これまで以上にに不安とストレスを抱えている。そんな報告や相談をいただいてます。

しかしこの少子化の時代、妊産婦さんの数は、全体の人口からすると実はあまり多くないために、その声は小さく、なかなか届かない。社会的にはその深刻さが知られないままになっており、サポートも受けにくくなっていると思います。

そんな状況下において、産前・産後の女性やその家族に長年向き合ってきた私たちにできることは何か、考えました。

このパンデミックが起きる前から、マドレボニータは、産前・産後の心身のケアの重要性を啓発し、また、この孤立しやすい時期にこそ外に出て、人と繋がること、心身の元気を取り戻すためのリハビリが必要であるということを唱え、そのための機会を「教室」という形で提供してきました。教室では

1. 運動
2. 人と話すこと
3. セルフケア

この三つを提供してきました。

教室に直接集まることができない今、(緊急事態宣言が解除されても外に出るのは不安があると思います)、自宅にいながら、体を動かし、人と話し、セルフケアの方法を学べる、そういうプログラムをつくりました。

画像4

5月からトライアルレッスンを実施して、たくさんの好評いただき、あぁ、やっぱり家にこもって孤独に奮闘している妊産婦がいるんだという手ごたえを、担当したインストラクター、一同リアルに感じました。そして、オンラインでも、体を動かし、人と話す、セルフケアの時間をたった1時間でもいいから強制的に作ることの効果を肌で感じました。(この時期の1時間は週一でも貴重です)

いち早く参加してくださった皆様からフィードバックもいただきながら、プログラムをブラッシュアップしてきました。

6月になり、単発のショートレッスンと、毎週同じメンバーでしっかり取り組む4回コースの二つを用意しました。

産前・産後のセルフケア 
ショートレッスン(体験1回まで無料)
https://sites.google.com/madrebonita.com/onlineclass/

産後のセルフケア
4回コース
https://www.madrebonita.com/selfcareclass-online

●ぜひ、全国の妊産婦さん、ご参加ください。

●産後だけでなく、妊婦が参加できる教室もあります。

画像5

--Shoutout 謝辞--
この新しいオンライン教室の素敵なイメージ画像をプロボノで作ってくれたのは、なんとマドレOGでもある コピーライターの河合佐美さんと、デザイナーの 千葉 菜々子さんです。

いまから4年前、寄付月間2016の公式認定企画の一つとして実施された「ソーシャルポスター展」という企画で、マドレボニータのポスターを作ってくれたお二人なのです。

当時お二人からいただいたコメント。

産後の母体が受けるダメージは、母性で乗り越えられるほど、甘くない。その痛みやストレスを、具体的にイメージしてもらうことで、産後ケアの必要性に気づいて欲しい。

そんな想いを込めてポスターを作ってくださり、のちにポスターに記載されたコピーは、東京コピーライターズクラブの新人賞も受賞されました。

なんと、河合さんも千葉さんも、その後、ご出産され、マドレボニータの教室にも通ってくれました。

ちょうど、二か月前にこのお二人からご連絡もらいました。

マドレさんの教室も閉まっているようで、困っていらっしゃることなどありますか?産後ケア教室に参加できて本当に良かったと思っていますし、今乳児を抱えてるお母さんたちは余計心配だろうしと思い、なにかできることがあれば。

といって、声をかけてくれたのです。

最初はTシャツを作る?とか、メッセージを発信する?とか色々アイデアが出たのですが、やはり、直接こまっている妊産婦さんに、オンラインで教室を届けることにしよう、ということになり、そのためのコミュニケーションを助けるようなビジュアルを作成していただくことになりました。

お二人ともまだ小さい子を抱えて大変ななか、妊産婦のために力になれたら!と、アイデアをを形にしてくださいました。

本当にありがとうございました!

たくさんの方にサポートいただいて実現した講座です。

トライアル期間に参加してご感想やご寄付をくださった皆様、ありがとうございました。
https://madrebonita.com/get-involved

開発費をどこから捻出できるか難しい段階でスタートしたので、こうしたご寄付がプロジェクトを形にし前に進める力になりました。

この機会に、継続的に応援したいと、マドレ応援団になってくださったかたもいまして、ほんとうに感謝しています。キャンペーン継続中です。

この先は、つぶやきですので、読み飛ばしていただいても結構です。

ポスターを作ってくださったお二人にお声かけいただいてから正式な発表まで二か月もかかってしまいましたが、やはり標準化したプログラムをつくり、それを複数のインストラクターが担当して、よりたくさんのかたに安定してお届けできるようにするために、スピード感を持って実験しながら進めてきてもやはり二か月はかかってしまいました。

少人数で参加者に丁寧に向き合っていくという、インタラクティブなオンライン教室のサービスをこの短期間で作れたのは、有志のインストラクターが集まってくれて、それぞれにリーダーシップを発揮して進めたこと、まずは試して改良するというサイクルを何度も回せたこと、対象者は異なりますが、先駆けてひとり親のためのセルフケア講座をいち早く実施できたことも大きいです。

世の中全体が、まだまだ先行きが見えないときですが、やれることをやる、というよりは、過去への執着を手放し、新しい時代を作るチャンスとして、全く新しいパラダイムを創造していくときだとおもってます。

もちろん、スタジオでの教室が再開して、またみんなでバランスボールで弾める日がくることは諦めていません。でも、ここでいったん立ち止まる機会をもらったことで、再開する時には全く違った心持ちでの再スタートになるとおもいます。

だって、この地球は、このままの人間活動を続けてたら、地球が何個あっても足りないっていう状態にきてたわけで、そんな状態に「戻る」のがいいこと、ではないですよね。

地球温暖化、増え続ける自然災害、広がる格差、差別などの人権侵害、地球も人も病んでいくのを、見て見ぬ振りはもうできないでしょう。とくに私たちが去った後の世界を担う子どもたちのことを考えたら。

SDGsの達成度合いでよく欧州が上位に挙げられますが、実は、国別一人当たりのエコロジカルフットプリント(人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値)を見ると、SDGs達成率の上位諸国でさえ、生態学的に持続可能な状態からは程遠い、というデータもあるんです。

フレデリック・ラルーさんも、この週末のカンファレンスで、「コロナの前に元通りにならないために何ができるだろう?」という問いを投げていたそうです。

そしてこんなときは、エレンの部屋の最後に言われる言葉がより重みを持ちます。
Be kind to one another.
エレン・デジェネレス

新しいパラダイムに移行するには、ものすごいカオスも生まれます。それも乗り越えた時には、みたことのない新しい世界が見えるということを信じて、、、

そんな歴史的な時を生きる私たち、
その目撃者になってくださる方へ。
マドレ応援団、募集しています!
https://bit.ly/36HhCss


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?