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『ヒノマルソウル』での通訳
映画での通訳の話です。
映画のタイトルは『ヒノマルソウル』。スキージャンプの選手であった西方仁也さんのお話で、田中圭さんが主演でした。西方さんは1994年のリレハンメルオリンピックでは選手として活躍し、団体で2位となりました。次回こそと臨んだ、1998年の地元長野でのオリンピックでは、直前にケガをしたこともあり、テストジャンパーとして参加されました。その苦悩(と書いていいですよね?)の物語です。
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このときは映画の公開時にも、いろいろありまして。公開予定日が決まり、予告が流れ出したあと、コロナ禍で映画館が一時休館となってしまい、公開日の調整が続いていたことを覚えています。最初の公開予定日からほぼ1年1か月後の2021年6月18日にやっと公開されたときには、もう無事公開されたことだけでうれしかったです。
私は製作側の通訳として参加していました。海外の団体との調整時にスカイプ会議をしたので、そこでの通訳がメインでした。思っていたより緩い感じで、自分のペースでやらせていただいたので、ほぼ初通訳の仕事だったのに楽しむことができました。
それよりも、私にとっては映画製作の舞台裏が見られたことが、とてもうれしかったです。プロデューサーさんはじめ多くのスタッフさんが喧々諤々議論を続けているのを見ているだけでもワクワクしました。でもやっぱり、公開日の調整が始まってからは、スタッフさんのつらさがメールの文面からも伝わってきて、一緒に悲しんでいました。
一応公開時に、通訳をやっていたことと名前がエンドロールに載ったことをFacebookで書いてみたのですが、”お友だち”の1人から「映画観たけど、どこに出てた?」と聞かれました。私はどこまで出たがりだと思われているのだろうと苦笑してしまいました。。。「通訳役」じゃないってば、と。
今書いているだけでも、とっても懐かしいです♪
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