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ディ○ニーランドみたいな、お高いプリスクール見学に行ってきた【アメリカで2歳プリスクール探し1】

こんにちは。

昨日はエリアでもかなり月謝の高いプリスクールの見学に行ってきました。ディ○ニーランドみたいな施設+がっちりカリキュラムのアメリカのプリスクールの感想をシェアしたいと思います。


現在アメリカで、駐妻として2歳の長男を子育て中。モンテッソーリにちょっと興味あり。
【アメリカで2歳プリスクール探し】シリーズでは、スクール探しと教育について、発見したことや思ったことを書いていきたいと思っています。これからアメリカでスクールを探す方はもちろん、日本との教育の違いに興味がある方に届くと嬉しいです!


1. スクールの特徴:ディズニーランド風


今回見学したスクールは、とにかく月謝が高いことと、屋内の施設が遊園地のように可愛らしいことで有名でした。

実際訪れてみると、例えばストーリータイム(読み聞かせ)の部屋は「Library」と名付けられ、カラフルな装飾がしてあり、ディズニーランドやUSJの街の中にいるような雰囲気でした。

さらに、園の中心には小さな池に水が流れていて、数匹の金魚が泳いでいます。可愛いらしさは子ども心だけでなく、むしろ親心をガッチリつかんでます。


さて、ソフト面でのこのスクールの特徴はこんな感じでした。

①授業料が高く、主にフルタイム両親の子ども向け

②通園パターンが多い

③30分ごとに授業内容が変わるがっちりカリキュラム

④追加料金で習い事を受講できる



2. 特徴をくわしく見ていきます

4つの特徴について、詳しく見ていきますね。「こんなスクールがあるんだな~」と思ってもらえれば。


①授業料が高く、主にフルタイム両親の子ども向け

エリアで一番高いんじゃないかと言われている授業料。でも、NYなどに比べると格安のようです。参考までにいくつかの授業料をご紹介。

2~3歳のPreschoolクラス(月額)

週5フルタイム(6:30~18:30)※いつ送り迎えしてもOK:$1558

週2フルタイム:$856

週5午前のみ:$1096

週2午前のみ:$605


今のレートで換算すると(1$=109.58円)、上から17万円、9.4万円、12万円、6.6万円です。わぁ高い…。

その代わり、以下のものが含まれています。

おむつ、おしりふき、おむつかぶれクリーム、朝ごはん、朝おやつ、昼食、午後のおやつ、お昼寝マット等

忙しい両親にとっては、まさに「ドロップ-オフするだけ」で子どもをしっかり見てくれる素晴らしいスタイルです。


②通園パターンが多い

人気のある園だからこそ、これだけパターンが多いのかなと思いました。このスクールでは、全日✕週5、週3、週2、午前のみ✕週5、週3、週2という6パターンもの通学スタイルがあるのです。

以前プレイグラウンドで出会った地元のママは、週3で子どもをスクールに行かせてその間は働いている、残りの2日は子どもと過ごしていると言っていました。働き方にも子育てスタイルにも多様性があってうらやましい。


③30分ごとに授業内容が変わる、がっちりカリキュラム

朝8:30のモーニングスナックのあと、9:00から30分ごとに教科が変わります。教科ごとに教室が異なり、各教室には専門の先生が待ってくれています。朝はホームルームに集まり、そこから担任の先生と一緒にぞろぞろとクラスごとに教室を移動することになります。2歳クラスで担任1人につき、生徒は11人ぐらいでした。

教科の種類は多いです。これらを30分ごとにするというので、飽きないし、まだまだ集中力が続かない子どもにはぴったり。一方、ちょっと疲れそうな印象もアリ。

Music:音楽のクラス

Computers:コンピューター。タッチパネルを触りながら数字や色の勉強をします

Art:アート。お絵かきなど

STEAM:流行りのスティーム教育。理科・科学的な遊びを行います。2歳レベルだと、2色の水を混ぜて色の変化を見るなどするらしい。

GROSS MOTOR:園庭遊び。見学時は8度ぐらいでしたが、そのレベルだとちゃんと外で遊ぶらしい。さらに寒い日や雨の日は、ジムやダンススタジオでの屋内遊び。

Spanish:第二言語としてのスペイン語。アメリカでは割と普通です。

Language Development:英語の習得。フォニックス(発音)などを習う。

Mandarin:中国語のクラス。めずらしい!

Storytime:読み聞かせタイム


④追加料金で習い事を受講できる

通常クラスの時間帯に、習い事(Additional Lesson)を受講できます。別途料金がかかります。科目によって、2歳半以上、3歳以上などが決まっていて、年齢別のクラス分けになっています。習い事に通わせる余裕がない親にはぴったり。しかし高い。

Gymnastics:体を動かし、自信をつけていく

T-ball:野球やソフトボールに似た球技。

Amazing Athletes:7つのスポーツを学ぶ(バスケ、サッカー、ゴルフ、バレーボールなど)

Basket Ball、Soccer、Taekwondo、Tennis:バスケ、サッカー、テコンドー、テニス、それぞれ専門のクラス

Dance:バレエ・タップダンスのクラス

Robotics:レゴやWeDo&Sphero(ごめんなさい、知りません)を使って、問題解決能力、ロジカルシンキング、コーディング能力をやし合うクラス。ちなみに3歳から。

すべて週1回各45分で月$70でした。(ロボティクスのみ、月$90!)




3.  感想:「親の代わり」にすべてしてくれるスクール

我が家には教育過多感があり、そしてもちろん費用の面でも選択肢からはスルッと落選しました。

しかし、2歳程度でここまで教育に力を入れているスクールがあると知れたことが一番の収穫でした。

第二言語が2つも習えるし、流行りのSTEAMクラスがあることからも、意識の高い親が選ぶスクールなのだと思います。

ただやはり気になったのが、集中力を「養う」という視点がないということと、常に集団で動いてクラスを受ける感じが日本的だなということ。

これは完全にモンテが気になっているから言えることですが…。

協調性を身につけるには、とても良いと思います。しかし、う〜ん、数年以内に日本に帰ることがわかっている私たちが優先すべき点ではないし、何よりこれからの未来を生きるのに必要なのは、協調性より他の力だろうなと思っています。


*

今回の見学での教訓は、

・スクールで養いたい力と、スクール外で養える力を、それぞれ考えた方がいい

・とはいえ、このレベルの教育をアメリカでは2歳レベルで始めている家庭もあると知っておく


この2点かなと思います。


今回は、英語が得意な日本人のママさんに翻訳していただきながらの見学でした。なんてありがたい…!

英語の壁が高く高く立ちはだかるのですが、もう数園見学に行こうと思っているので、またシェアできれば思っています。


では、良い一日を!!


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