回復のための居場所
気が強くてプライドの高い自分
物腰柔らかくて、甘え上手な自分
自分には二面性があるなあ、と気が付いてなんだかすごくモヤモヤしていた。
例えば、私は三姉妹の三女でド・末っ子、
なのにある場面では、長女っぽいね、と言われたりする。小さな頃から頼りない自分が嫌いで、そう言われた時にすごく嬉しく感じてしまう。
どれが本当の自分だろう?と考えて、なんだか自分を否定的に考えてしまっていた時、この本に出会った。
「第3章 別人を演じる」の中で人は社会的要因や個人的要因などにより、別人を演じる事ができる、という事が書かれていた。本の言葉を借りると、セルフモニタリングが高い人、らしい。
ちなみにこの中のセルフモニタリングテストという、テストをするとほぼ満点に近かったのも事実。(みんな、私を怖がらないでね笑)
場の空気を読んで自分を変化させる不安定な人
周りの空気には一切流される事なく一貫した人
どちらがいいのか?という問いに対しては
どちらにも良いところと悪いところがある
という話になる。
私のように多面性を持って生きる人は少ないかもしれないが社会的要因によって自分を変化させなければいけない状況は多くの人にある事だ。
例えば、会社の中で多くの部下を抱え、
リーダーシップを発揮する自分を演じる人
子供が居て、しっかりした母親を演じる人
また個人的要因(自分がこうありたい)
という考えによって自分を変化させている人もいるはず。先ほどの、しっかりした自分に見られたいという私もこれと同じ話になる。
誰もが「別人を演じる」時間が人生の中に存在するのだと思う。
そんな時必要なのが、演じる自分を理解した上で、回復する居場所で本来の自分で居るための時間を持つ、ことである。
本来の自分と違う演じた時間に少なからず受けたストレスを発散する居場所を必ず見つけて欲しい。
私の場合、家族と夫と友人といる時間は本来の自分の時間。
この存在は私にとって変えられない価値があって、何よりも大切にしなければならない居場所なんだな、と思う。 この場を借りてみんなに、いつもありがとうを。
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