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【関西弁語学留学と英語と異常な京都愛】

関西弁語学留学とは何か

私は京都が好きすぎて、教師として初の就職先に縁もゆかりもない京都を選び、6年間住んでいました。

自称「関西弁語学留学期間」でした。
(今でもぼんやりするために年4-5回京都行きます。)


関西弁カッコいい、喋れるようになりたい、その一心でした。

ただ、何がむずいって関西の人は「エセ関西弁」に厳しいし、うざがられる。

これって本当に英語学習に似ていると思うのでそれについて語ります。英語も中途半端に使うと「アメリカかぶれ」みたいにディスられるのと一緒、そーゆーの心の狭い批判は本当に悲しい。うるせえ。

そんなこんなで京都に住むことで、関西弁のインプットとアウトプットをめちゃくちゃ増やしました。セルフ「イマージョン教育」です。

学校教師の私が英語を教えるから、生徒に関西弁を教えてもらう、というスキルエクスチェンジの日々でした。

関西弁学習から学んだ英語学習のヒントについて書きます。

異常な京都愛

関西弁語学留学でしたこと①ネイティブに表現を教えてもらい、どんどん使う

ここでは、学校の現代関西弁ネイティブ話者である生徒たちにとにかく教えてもらいました。

・「まずは、〜じゃんを辞めなさい」の指導から始まり、「〜やん」へ変えていきました。

・「ナチュラルな『せやろ』トレーニング」
・「おもろい間の『ほんまや』講座」
・「年齢相応の『それな』特訓」
などを経て、若者にうざがられない関西弁表現を身につけていきました。
「先生ちょけすぎ」って言われて「ちょけってなに??」ってなったのも懐かしい。

学び💡:言語習得には素直さが大事

「年相応」というのも大事で、これはネイティブにしかわからない「ニュアンス」のことです。
英語でも堅すぎる表現や子供っぽい表現があります。
(例)堅すぎる受験英語表現、子供っぽい形容詞yummy, giganticなど

それ以外でも単語自体の微妙なニュアンスも多いですよね、これはその言語の話者と話しまったり、映画などを見て学ぶのが一番です。
英語学習では、私はかなりNetflixなどで洋ドラマや映画を観たり、アメリカのYouTuberの動画などを観ます。
関西弁学習では、もちろん関西ローカルのTVを観たり新喜劇を見に行ったりもしました!関西の文化そのものが好きです。

また、「ニュアンス」を学ぶには文化的?というか言葉の感じ方の地域性?も大事です。
私は標準語で喋るのは「怖い、冷たそう」と言われたことがあります。おこってませんよ!
あとは、定番ですが「あほ」と「バカ」のニュアンスが関西と関東では逆だというのもありますね。

逆に英語学習で映画を使うときに注意したいのは、そのキャラの独特な喋り方や訛り、表現などです。激しい映画ばっかり見てるとfワードとか下品な表現まみれです。「へーアメリカ人ってみんなこうやって喋るのか!」と思わず、「これはスタンダードな表現ではないはず・・・」という冷静さを持っていれば大丈夫です!

学び💡:言語習得するには、インプット・アウトプットを増やし、文化も愛そう!

京都の全てが好き、熱意は冒険心。


関西弁語学留学でしたこと②ネイティブによる発音特訓、発声の原理自体を学ぶ

こちらも日常の中で、積極的に発音・イントネーションを訂正してもらいました。
「なんでやねん」一つ取っても、関西弁はむずい・・

前任校は帰国子女受け入れ校だったので、国語の先生のみならず「日本語の先生」がいました。
せっかくなので、プロに色々発音リズムや鼻母音のことなどを教えてもらいました。
(例)『田中さん』の発音→関西弁ver.は英語の『Tanaka-San』の音に近い
のように関西弁の発音は標準語より英語に近いものがある、というのは目から鱗でした。全部そうということではないですが、これで考え方の基盤ができました。

発展編
(例)『お会計』→Okaikeiのイントネーション

など。ちょっと違う、という部分ももちろんありますが、そん時はそん時で間違えから学べます!
がむしゃらに単語を暗記するもの大事だけど、時に接尾辞接頭辞(re-, inter-, -istなど)の知識が少しあると意味が捉えやすい、みたいな感じです。


学び💡:言語習得するには、原理がわかると納得感が増し、自学ができるようになる。

英語も同じで、自己流でやるのももちろん良いのですが、プロやネイティブに教えてもらうと一気に理解度が増したり、学習効率が良くなったりします。
筋トレも一緒ですね。一回パーソナル受けてみるだけで、大きく変わったりします。

英語学習との類似点(まとめ)

学びのまとめ💡

言語習得には、

  1. 素直さが大事

  2. インプット・アウトプットを増やし、文化も愛す

  3. 少しでも原理を学び、自学できるようになる

京都から東京に帰ってきて、圧倒的にインプット・アウトプットが減ってしまい、完全にかぶれエセ関西弁マンになってしまいました。自分でも違和感ある…

本当の「コミュニケーション力」とは、その言語で相手を笑わせることができること


1番伝えたいことはこれです。
様々な関西弁トレーニングを受け、私は最終的には500人の聴衆の前で、関西弁風でドッカンドッカン笑いが取れたことが一番の成果だと思ってます。それは言語的成功であり、文化的な面も把握しオチやヤマを理解した結果だと思っています。

英語学習者の私たちも、
たくさん英語を聞き、たくさん英語を喋り、たくさん英語を学び、ビビらず、英語を愛す。
そして、英語でユーモアや小噺ができるようになる。

それこそが理想の真の英語マスター


(オチなし)

京都ライフ最後のツイート

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