見出し画像

独学で保育士試験一発合格の勉強スケジュール!!

令和5年度後期保育士試験に市販テキストのみの独学で一発合格しました!!

筆記試験は「教育原理」だけ7割、他8教科は8割~満点の高得点合格でした。
子育てしながら一発合格した勉強スケジュールを公開します。


保育士試験の受験について

プロフィールと受験の動機

まずは私の背景をお話しします。
興味が無ければ飛ばしてください。

  • 1歳児の母

  • 夫の帰りが深夜のため家事育児ワンオペ

  • 大学は保育や教育とは無関係の学部

  • 仕事をやめて家庭に入ったばかり

  • 国家資格は運転免許だけ!

大学の専攻も仕事も、保育や教育とは無関係の分野でした。
その裏ではずっと保育士という仕事に興味がありつつ、「今の仕事には関係ないしな」とスルーし続けてきました。
そんな中、家庭の事情で退職することになり「今までのキャリアはどうせ途絶えるんだから、1回受けてみよう!」と腰をあげたのがきっかけです。

使ったテキスト

購入したテキストは成美堂出版の「保育士合格テキスト上・下」「一問一答問題集」の計3冊のみです。

このテキストを選んだ理由は2つあります。
1つ目は「テキストの教科が試験科目順になっていること」です。
他のテキストは似た科目でまとめてあるものが多いのに対し、こちらは「上巻は1日目、下巻は2日目の教科」が収録されており、当日は1冊持っていけば済むのがメリットです。

2つ目は「内容が詳しい」ことです。
書店で見比べたところ、こちらのテキストは他のテキストよりも細かいところまで書いてあります。
そのためしっかり取り組めば高得点を狙えますが、イラスト等は少ないので勉強に苦手意識のある方はとっつきにくいかもしれません。

受験にかかった費用

独学で一発合格したため、通信教育などは一切使っていません。
なので私がかけた費用が最低ラインだと思います。

  • テキスト代 6,000円弱

  • 受験申請費用(オンライン) 13,050円

  • 戸籍謄本 450円

  • 卒業証明書申請費用(送料) 200円ほど

合計 19,700円
※その他、受験会場への交通費等

テキストは近所の書店で新品購入したため、中古で揃える人はもう少し安くなるかと思います。
戸籍謄本は結婚で名字が変わっていたため必要でした。
人によって必要書類などの細かい部分は変わりますが、一発合格なら大体2万円ほどで保育士資格が得られることになります。
※実際に保育士として働くためには、別途登録料4,200円がかかります。

勉強スケジュール

保育士資格があれば育児にも役立つかも!と思いながらの受験でしたが、そのために育児の手を抜くのは本末転倒。
基本的には勉強時間は子どもが寝ているときだけです。
起きているときは全力で子どもと遊んでいました。

4月 受験を決める

当然ながら前期試験は申請期間が終わっていたため、後期試験を目指すことにしました。
受験を決め、まずは公式サイトに公開されていた過去問を全教科解いてみました。
当然合格点は取れませんでしたが、試験の形式や傾向は掴めました。
その時分かったことがこちらです。

  • 各教科の大まかな内容。(この教科は暗記が必要、この教科はほとんど保育所保育指針から出ている、など)

  • 人物や歴史など、知らなきゃ解けない問題が多数。

  • 福祉系の教科は何言ってるか全然分からない。

  • 思ったより範囲が広い。

  • 事例問題もあり、これらは常識で解ける。(「赤ちゃんみたいね」「何でできないの?」の声掛けは不正解、など)

  • 試験時間は余裕がありそう。

すぐにテキストを購入。
1日数ページ程度、まずは赤シートも使わずに読み始めました。
この時点ではまだゆるゆる。
気が向いたら読む程度です。

7月 受験申請

7月に後期試験の詳細が出ましたが、やっと腰をあげたのが締め切り2週間を切った頃。
オンライン申請なら家にいながらすぐ申請できます。
ただ、私の場合は県外にある大学に「卒業証明書」を郵送してもらわないといけなかったのと、「戸籍謄本」も必要だったので書類の到着を待つのに1週間はかかりました。
受験申請は早めにしましょう……。

このタイミングで実技試験の受験科目も選びます。
私は「音楽」「造形」にしましたが、なぜこれを選んだのかはまた別のnoteで。

7月末に受験申請を完了し、いよいよ受験することが確定。
ほぼ放置していたテキストをまた読み始めました。

9月 試験まであと1ヵ月半

ようやく本腰を入れ始めました!(遅いですね……)
この時点では合格できるほどの知識は全く身に付いていませんでしたが、テキストを(読むだけですが)2~3周して「自分の苦手教科」っぽいものは分かるようになっていました。

ここからは毎日勉強です。
家には1歳児がいるので、「子どものお昼寝時間」「子どもが寝てから夫が帰ってくるまで」「夫が寝てから」が私の勉強時間でした。
子どもがなかなか寝ないので日によりますが、平均1日3時間くらいです。
夜中は1時か2時くらいまで勉強していました。

この時期からテキストの使い方を変えました。
今までは読むだけでしたが、ここからは「理解しながら読む」のを意識。
チャプターごとの確認問題にも取り組みつつ、暗記が必要な「人物」「歴史」「年号」を覚えることに時間を使いました。
また、テキストの各教科が終わったタイミングで「一問一答テキスト」の同じ教科に取り組みました。

「保育所保育指針」の暗記も始めました。
勉強始めるのが遅かったなと若干後悔もしつつ、こちらは他の勉強に飽きたときの気分転換のような感じでやっていました。
(保育所保育指針はテキストの巻末に全文収録されています。)

10月 試験まであと半月

一通りの勉強が終わり、過去問を解き始めました。
特に新しいテキストは購入せず、ネットで公開されている過去問を3回分ほど解きました。
採点すると苦手科目(私の場合は福祉系)が見えてきたので、ここからはほぼ苦手科目の勉強でした。

福祉系はYouTubeの解説動画も見つつ勉強を進めました。
テキストで分からない部分は他の方法で学ぶと理解が進みます。
その他、「一問一答」のテキストで間違えたところに付箋をつけ、重点的に勉強をしました。

ちなみにこの段階では二次試験の勉強は全くしていません。

筆記試験当日

当日は早めに会場へ行き、自分の席で勉強をしていました。
保育士試験は試験時間に余裕があります。
分からない問題に時間をかけるのは無駄なので、諦めてすぐ退出しました。
マークミスが無いかは要チェックです。

早めに退出すると次の試験の勉強ができます。
この時間で復習と気持ちの切り替えができると次の教科も上手くいきます。

筆記試験終了後

私はここまで二次試験の実技の練習は一切していなかったため、一次試験が終わってすぐに勉強を始めました。
一次試験の結果が届くのは二次試験の1~2週間前なので、時間がありません。
今まで練習してこなかった人は結果を待たずにすぐ始めた方が良いです。

私の選択科目は「音楽」「造形」だったので、まずはYouTubeで実技試験について勉強。
自分のレベルに合った楽譜を購入しました。
造形もネットの情報やYouTubeで情報収集し、練習を始めました。

練習内容について、詳しくはまた別のnoteで。
結果的に筆記試験が終わってからでも間に合いました。

無事に一発合格!

結果通知

二次試験の結果が分かるのは試験から約1ヵ月後。
オンラインで申請した場合、ハガキは届きません。
結果通知日の10時になるとオンラインで発表されます。
しばらくは繋がりにくいので、焦らず昼過ぎの確認がおすすめです。

独学での受験について思うこと

私は独学だったため、他の受験者の勉強の進度は分からず、実技試験の練習も一人で手探り状態でした。

筆記試験は通信教育だろうが、スクールに通おうが、結局は勉強するしかありません。
一人でもやる気が続くのであれば、独学でも十分ですし、その方が費用も安く済みます。
やる気の維持が難しそうな場合は、SNSで同じ仲間を見つけてフォローし合うのも良いかもしれません。

一方、実技試験は独学だと情報量が圧倒的に少ないです。
「上手い人が合格する」試験ではないので、方向性を誤ると不合格になってしまう危険性を感じました。
実技試験の採点基準は公開されていないため、今までの受験者の合格・不合格のデータが豊富な通信教育の方がリスクは低いと思います。
独学にする場合も、できれば誰かに見てもらう機会を作る方が良いでしょう。

ただ、私は一切見てもらうことなく、完全に一人で練習をしました。
その詳細については実技試験に関するnoteに記載したいと思います。

独学でも受かる!

保育士試験は試験科目が多く、一発合格率は3%と言われています。
しかし、独学でも一発合格は可能でした。

独学の最大のメリットは費用面です。
もし一発合格が叶わず何度か受験料を払ったとしても、通信教育よりかなり費用が抑えられます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
保育士試験に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?