図1

グリーン→ティールにおける藝術的実践のすすめ

大ヒットした”ティール組織”においては、
ティールに至るブレイクスルーとして

「①セルフマネジメント」「②全体性」「③存在目的」が
紹介されておりますが、

グリーン段階からティール段階へ
個々人の内的な変容という観点では、
どのような実践が効果的なのでしょうか?

心と体と頭の統合という1つのテーマ

ティール段階へ至る
個人の変容のテーマ(発達課題)はいくつかあるのですが、

そのうちの重要な1つに
「心、身体、頭」の統合というものがあります。

ウィルバーは、心と身体と頭が統合された状態をケンタウロスと
呼んでいます。

ウィルバーの「意識のスペクトル」では、ペルソナと、投影された影を統合して健全な自我を回復した後、自我(心)と身体とを統合してケンタウロス(心身統合体)に至ります。(http://nagaalert.hatenablog.com/entry/2009/03/07/112124

では、心と身体と頭を統合していく際に
具体的にはどのような実践をしていけばよいのでしょうか?

生活、藝術、運動的な実践が持つ繋がりの力


グリーン→ティールへの移行を経験している知人の人生を見ていても
自分自身の経験を通じても感じるのが

庭や料理、農業、スポーツなど、
頭だけでなく、身体や自然と繋がる活動を
主要活動の1つとして据える期間

が重要です。

私自身も、昨年は、3か月間
人材育成、教育領域の仕事を20%に抑えて、
8割、板前修業の実践に勤しんだ経験がありました。

他にも、資本主義をどっぷり追求した後に、農業やる方がいたり、
起業して、新しい事業開発も行いながら、畑だけは、
どうしてもやめられないという方もいらっしゃいました。

生活、藝術、運動を通じて培われるものは、
・身体感覚、感情、頭の繋がり
・人間と自然のつながり

という、全体性の意識を育む上では、
必須のものです。

藝術の語源は「ars」自然に触れる技術


これは、尊敬する庭師の友人に教えてもらったのですが、
藝術の語源は、どうやら、ラテン語の「ars」にあり、
漢字で表しているのは、庭師同様草木を植える人間。
つまり、藝術とは自然に触れる技術の事を指しているようです。

日常の中に
「頭だけでなく、心と身体含めて全て使う時間」
「人間だけではなく、自然と触れる時間」
を持つことが、人間の精神発達の上でいかに重要か。

昔の人は、
しっかりと本質を掴んだ上で、
「藝術」という漢字を選んだのだと思います。

藝術的な活動は、経済的には非合理的です。
僕自身も板前修業をしていた時は、時間単価が1桁違い、
料理に8割投資していたのでキャッシュフローが急激に悪化して
不安に苛まれて、せかされた経験もありました。

しかし、藝術的な実践には、
経済的な側面からは測れない、確かな価値があるのです。

万人にお勧めするわけではないのですが、

人生のタイミングによっては、
仕事だけではない、藝術的な実践を
人生の真ん中にとは、なかなか難しくても

人生の中の一部に
据えてみてはいかがでしょうか?

そして食べる、料理をするが好きな方には、
おすすめの機会として、マインドフルネスクッキングを
2/11(火・祝)10:00~13:00 @鎌倉で行います。

マインドフルネスシティである鎌倉で、行いますので、
以下の方は是非、深い体験をご一緒しましょう-!
・湘南エリアに住み、食に携わっている方で面白い繋がりが欲しい
・日常の中で料理に触れていて、本当に豊かに料理し、食べるとは何か深く見つめたい方
・料理人として、在り方を見つめなおす機会が欲しい方


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