HOPELESS STARLESS
拡大自殺者どもよ
おまえらのゆがんだ自己顕示欲
そのやり場を探している さがしている連中よ
どこまで おまえらは
自分と向き合ったのだ
自己破壊ととともに
この世を 全世界を
葬り去りたい
と
願い それができる全能の者
とでも夢想したのか
拡大自殺を遂げた 遂げようとしている者どもよ
おまえにそんな能力はもちろん 力はない
おまえに力はないのだ
つまり 絶望だ
おまえらは 絶望という
星もない 闇の世界にいる
その闇は明けない
朝は来ない―
そう 思っているのだろう
拡大自殺をしたい
などと
思う者どもよ
闇の中の絶望にいるのは
実は
おまえらだけではない
そのことに気付いているか
笑顔を見せる若者
何の苦労もなく悠悠自適に見える老人
彼らとて
絶望の闇の中
その隣にいる者たちなのだ
そのことを想え 想像しろ
そのことを ひたすら おもうのだ
たったひとりで おもうのだ おもい続けるのだ
気づけば闇は底から溶けていく
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