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■NHKのネット配信ニュース

マスコミってナニ?(64)ニュースの存在を考える 「マスコミへの道」改

◇本気出したら新聞、民放はかなわない

日本国内で最強、最大のマスコミはNHKだ。
ニュース取材・報道だけでなく、スポーツ、娯楽、教養…と幅広いコンテンツを放送で提供している。
例えば、経済ニュースでは日経には及ばないとはいえ、その取材力の質と量は均せばどこのマスコミもかなわない。
報道の世界では、朝日、共同、NHKがビッグスリーだ。

そんなNHKもこの数年ネットニュースに力を入れている。ぼくもよくNHKのニュースサイト「NEWS WEB」を読んでいる。
なんと言っても、広告がないのがいい。ただ、PVを稼ぐ必然性がないため、速報性や下世話な味付けがないのはやや物足りなくはある。
それでも、彼らが本気を出せば、ネットニュースが弱い民放はもちろん、新聞各紙も勝てないだろう。

今月1日、政府はNHKにインターネット業務を義務づける放送法改正案を閣議決定した。テレビで放送する番組の同時・見逃し配信と、新設の「番組関連情報」を提供するよう定め、来年春以降にNHKのネット業務は「必須業務」に切り替わるという。
これはあくまで、テレビ、ラジオなど放送した内容と同じものをテキストベースでネット配信するというもの。一方で、現行ネットでオリジナルの無料コンテンツを提供することは廃止されるという…。
NHKという官業が、民放、新聞社の民業を圧迫させないということだ。

◇ネットで読んだ良い記事

NHKのニュースサイト「NEWS WEB」では、ストレートニュースだけでなく、記者の主観も交えたリポートを「WEB特集」として相当な本数をアップしている。

その中で、きょう見つけた「良いりこんもあることを、みんなに伝えたかった」という記事が面白かった。
ついこの前、険悪な夫婦関係を背景にした映画「落下の解剖学」についての「映画批評詩」を書いたばかりなので、なおさらこの離婚をテーマにした記事が面白かった。

この記事の内容はラジオで放送されるそうだが、放送用とネット用に書き分けさせられる記者やディレクターも大変だろう。
過労死せんように、ね。

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