妊娠と避妊のこと、復習しよう
赤ちゃんを産む
それは、
女性が一生のうち限られた期間にだけできる
経験です。
いつかお母さんになる?
何歳くらいの時になる?
まだ考えたことがないあなたも、
赤ちゃんを産むことに少しずつ向き合いながら
将来について考えてみて下さい。
まだ先のことだな、と思うのなら、
より確実な避妊の方法を知って下さい。
妊娠について
妊娠は↓のようにして成立します。
①生理が終わると、卵巣の中で卵が育つ。
②セックスの時、男性が女性の膣(ちつ)内に
射精する(精子を出す)。
③育った卵が卵巣から飛び出した時(排卵)、
精子と出会うと妊娠する。
生理の周期や排卵の時期についてはこちら↓
「生理について復習しよう」
https://note.com/machinoshonika/n/n3c0015cc80e8
避妊について
①〜③のどこかをブロックすると、
妊娠を防ぐ(避妊)することができます。
その方法には、
1. ピル(経口避妊薬)を飲む=排卵を起こさない
2.コンドームをつける、膣外射精など
=膣に精子を入れない
3. リング(膣内子宮入り口につける器具)をつける
=精子が膣から卵の元へ移動するのを防ぐ
※ 産婦人科で処置を受けることが必要
4. 周期法=排卵日前後にセックスをしない
などがあります。
2.は男性の意思に左右されてしまう方法です。
コンビニでも売っているので手軽な方法ですが、
コンドームは失敗して妊娠してしまうことが
結構多いです。
妊娠する可能性を1/10程度にしか減らせない
とも言われています。
膣外射精は失敗する可能性がもっと高いです。
4.の失敗もよくあります。
月経周期はいつも同じというわけではないので
排卵予定日前後ではなくても妊娠する時があるのです。
1.と3.は、
女性が自分の意思で選択でき、より確実な方法です。
妊娠してしまう可能性を、1/100以下に減らせます。
産婦人科医院を受診しなければなりませんが、
妊娠を避けたいと考えているのならお勧めします。
海外では、
ピルを飲んだり、リングをつけたりすることが
普通に行われていることが多いです。
また、女性が年齢やライフスタイルによって
避妊方法を選ぶことも一般的に行われています。
避妊に失敗した可能性がある時は
緊急的に妊娠を回避する方法があります
避妊しないでセックスをしてしまった!
ピルを飲み忘れていた!
コンドームが破れた!
…… 思い当たる時は、
緊急避妊ピルという薬の処方を受けられます。
処方を受けられる医療機関一覧はこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186912_00002.html
72時間以内に緊急避妊ピルを内服すると、
妊娠を90%近い確率で回避することができます。
体調の不安やその後の避妊法に関する相談もできますから、
妊娠するつもりはないのに
してしまったのではないかと不安な時には
なるべく早く受診して下さい。
予定の日を過ぎても生理が来ない時は?
妊娠しないと思ってた…
でも…生理がこない
そんな時は、まず前回の生理はいつだったか
思い出して下さい。
もし、
6週間以上経っていたら産婦人科受診
をお勧めします。
終わりに
妊娠と出産は、
女性にとってかけがえのない経験です。
でも、タイミングによっては、
あなたを苦しめる結果となってしまう可能性があります。
私たち医療従事者は、
あなたの心と体が無事であることを
何よりも願っています。
ですから、
心配な時は相談をして下さい。
助けてくれる人に出会えるはずです。
こちらもご参考にして下さい↓
「彼氏ができたあなたへのメッセージ」
https://note.com/machinoshonika/n/nc124167ece5f
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