見出し画像

『少女庭国』

『少女庭国』矢部嵩
卒業式会場に向かう女子生徒が、気がつくと何もない部屋で目覚め、扉を開けると、また何もない部屋で女子生徒が眠っている。ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n - m=1とせよ、という卒業試験が始まる物語。
ちなみに目覚め少女が無限にいるという設定で頭はすでにパンク状態。名前も覚えられず、容姿の想像も思考停止。こういう小説ほど映像化してほしい。
自分なりの解釈では、何もない部屋で少女達が暮らし繁栄していく様を、人類の歴史なぞっているのではないかと思った。
少女同士の殺し合いなどグロテスクな描写もあるし、気軽にオススメできるような本ではない事は確かだ。

#少女庭国
#矢部嵩
#読書 #読書記録
#読書好きな人と繋がりたい
#シタッケ読書  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?