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『ウェルテルタウンでやすらかに』

『ウェルテルタウンでやすらかに』西尾維新
寂れゆく町“安楽市”を自殺の名所として町おこしをしようとするコンサルタントの男を、安楽市が故郷の推理作家が阻止しようとする物語。
こんなストーリーをよく思いつくな〜と、本の帯を読んだ瞬間に購入してしまった。
テーマは「自殺」。町おこしに成功すれば、日本全国から自殺志願者がこの町に集まってくる事になるのだが、全くもって展開が予測不能。自殺を止めるのではなく、受け止めることによる結果はどうなるのだろうか?
作中の「死にたい日もあれば、生きたい日もあるのが、健全な人類だろう。」という文章には不思議と納得させられてしまった。
西尾維新ワールド全開な本作は、登場人物がキャラ立ちしているのも特徴的だ。

以下、登場人物五名↓
・言祝寿長(ことほぎことなが)
・生前没後郎(いくまえぼつごろう)
・管針物子(くだはりぶっこ)
・喪中ミーラ(もなかみーら)
・餓鬼童きせき(がきどうきせき)

この変わった名前のキャラ立ちした登場人物により、読みながら頭の中で、一本のアニメ作品を観ているような感覚になってしまう。
完全に西尾維新ワールドだ。
願わくばアニメ化してほしい。その際は、シャフトさんよろしくお願いします。

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