見出し画像

『不可逆少年』

『不可逆少年』五十嵐律人
罪を犯した少年は更生出来るのか?というのがこの本の掲げる問題提起になる。
教育的には更生を促せず、専門家の治療によって更生を促せる対象を不可逆少年とされている。簡単に言えば、罪を犯して捕まり、「反省しました!」と言って更生し、上手く社会に戻れるのは可逆少年である。
この問題提起を、狐の面をつけた13歳の少女が監禁した大人を殺していく犯行をネット中継をする事件をもとに、読者が考えなければならない。13歳は「刑事未成年」で法では裁かれないからだ。
普通に生きている私からすると、フィクションとはいえ、きっとこういう人生を送っている人もいるのだなと思い、考えさせられた。改めて何事もなく普通に育ててくれた両親には感謝しかない。
何より表紙の狐の面の少女が不気味で思わず買ってしまった。

#不可逆少年
#五十嵐律人
#読書 #読書記録
#読書好きな人と繋がりたい
#シタッケ読書  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?