見出し画像

人生における3つのリスクって何?【おてがるFPノート】

【おてがるFPノート】
このマガジンでは、お金との付き合い方を見直す上で必要となる基本的な考え方・知識を、自分自身のアウトプットも兼ねて、つらつらと書き綴ります。

「保険」という言葉を目にすると、

「どの保険に入るのがよいか?」「保険は要るのか?」という疑問が真っ先に思い浮かぶ人が多そうです。

FP(ファイナンシャルプランナー)資格のテキストでは、保険は「リスク管理」「リスクマネジメント」の章に登場してきます。

そう、保険というのはリスクに備えておくために入るものなのですね。

当たり前のように思えて、けっこう抜け落ちている方も多いと思います。

保険が必要かどうかは、その人の状況次第で判断すべきで、「リスクに備えて入っておいた方がよい」という方は一定数いらっしゃいます。

では、その判断の前に、そもそも人生におけるリスクとは何なのか?

このノートでは、それを説明していきます。


3つのリスク 死・病・生

3つのリスクを漢字1文字で表すと、「死」・「病」・「生」の3つで表されます。なんだか、いきなり重い(笑)

  1. 死のリスク

  2. 病気のリスク

  3. 長生きするリスク

一つずつ見ていきます。


1、死のリスク

「死」のリスクとは、「死んでしまったときのリスク」です。

亡くなってしまったときに困るのは誰か…それは、遺されたご家族ですね。

独り身の方はあまり気にされないかもしれないですが、ご家族がいらっしゃる方、特にお子さんがいらっしゃる方には、重大なリスクとなりえます。

死亡保障の目安金額

細かい金額のお話は、このノートでは避けますが、お子さんがいらっしゃる場合、2,000万円~3,000万円の死亡保障額が必要になる可能性があります。

死のリスクに備えて入る(民間)保険が、いわゆる生命保険となります。

公的な社会保障としては、遺族年金などがありますね。


2、病気のリスク

「病」のリスクとは、「病気・ケガをしてしまったときのリスク」です。

また、病気やケガが長引いてしまい、仕事ができなくなってしまうことも、病のリスクと言えます。

風邪も含めて、病気にかかったことのない人はいないと思うので、一番身近で想像しやすいのではないでしょうか?

病気やケガをしてしまったときのリスクに備える(民間)保険が、医療保険です。

日本は公的な社会保障が厚く、健康保険高額療養費制度が存在していますね。

ちょっとした病気・ケガを病院で診てもらったなどは、健康保険証を提示すれば、3割負担で済みます(高齢者、未就学児は1~2割負担)。

入院で高額な医療費が発生した場合でも、高額療養費制度によって、一定の負担額で済みます。


3、長生きするリスク

生のリスクとは、「長生きしてしまったときのリスク」です。

「長生きしてしまった」なんて書くと、ちょっとネガティブに聞こえますが…

生き続ける限り、お金が必要になるので、歳を取り、働けなくなってお金が足りなくなるリスクも考えていく必要があります。

長生きをするリスクに備えて入る(民間)保険には、個人年金保険や養老保険などがあります。

(別のノートに書きますが、長生きのリスクに関しては、保険で対策するのはおススメできない可能性が高いです)

公的な社会保障としては、ご存知、国民年金・厚生年金などの(老齢)年金制度がありますね。

人生100年時代、老後2,000万円問題というフレーズは、もはや馴染み深いですが、お金の不安の最たるものが、この長生きのリスクではないでしょうか?


まとめ

人生における3つのリスクについて、簡潔にまとめました。

3つのリスクについて、その対策を含めて、1分野ずつ学ぶことが大切ですが、

  • まずは、人生における大きなリスクが3つあること。

  • 3つのリスクは、死・病・生であること。

を理解することがスタート地点です。


そして、

  • 3つのリスクに、それぞれ対策を打つこと。

  • お金の計画を立てるときには、3つのリスクを総合的に考えること。

が必要になってきます。


本日は、ここまで。
充実したマネーライフを(^^)


最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^^) サポートはお気持ちだけで大丈夫ですが、よければスキやコメントを頂けると励みになります✨