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他人軸で動いてみる

最近、とあるイベントで出会った方で、「自分に自信がない」、「自信がなかった」ということを話題にする機会がありました。

みなさんは、自分に自信がありますか?

その方とよくよく話をしてみると、自信がないなんて思えないほど、とっても魅力的な方でした。

自信は、ふとしたきっかけで無くしたり、悪い状況が続くと無くなってくるものであると思います。

でも、周りから見ると案外そんなことはなく、もっと自信を持ってよいこともある。

悪い状況が続いていても、単に過渡期なだけで、続けていけば好転することだってある。

そんなことを思いながら、最近の自分を省みると、自信があるとか無いとかは、あまり考えることがなくなったことに気が付きました。


昔の自分は自信がなかった

今の自分はさておき、昔は自分に自信がありませんでした。

特に、20代の半ば頃のお話。

その頃は、二拠点生活と複業生活をしていて、傍から見ると、けっこうな自由生活をしていたわけだけれど、自由がゆえに、この先どうしていけばがよく分からなかった。

「自分に何ができるのか」とか、「何をしていけばよいのか」が全く分からなくて、色々やってみたり、調べたりはしてみたけど、空回り。

周りでは活躍している友達も多くて、何もできていない自分に焦る日々でした。


他人から求められるものをやってみた

でも、ふとしたことをきっかけに、1つやってみたことがありました。

それが、確定申告セミナー。

周りの友達が、「確定申告どうしよ~」「確定申告のやり方がよく分からない~」という話をしていて。

経理知識と経験のある自分が、「じゃあ、確定申告セミナーでもやってみる?」と話したのが始まりでした。

知識はあるものの、自分で思っていた以上に、すんなりと話せた記憶があって、周りからも好評(に思えた)だったのを覚えています。

その後、これを契機に、何回か確定申告セミナーを開いたり、いくつもの確定申告の相談を受けるようになりました。

確定申告セミナーやってみた の図


得意なことは足元にあるかも

「どんな仕事が向いているのか分からない」
「得意なことが分からない」

そんな悩みを聞くこともありますが、得意なことは既に足元にあって、自分で気が付いて、活かしてあげられていないだけのこともあると思います。

私が自分に自信がなくて、空回りしていた頃は、

「自分の得意なことって何だろう?」
「自分がやりたいことって何だろう?」
「自分にできることは何だろう?」

などと、自分中心の視点だったことに、後々気が付くことになりました。

だけど、得意なことを見つけるときは、自分軸の視点ではなく、「周りの人から何を求められているのだろう?」という他人軸の視点を持つと、上手く見つけられるかもしれません。


スキルや強みにつなげていくこと

もし、あの頃、確定申告セミナーを開催しないで、自分軸の視点だけでスキルや強みを探し続けていたら、どうなったことでしょう。

スキルや強みを持つことはとても大事ですが、自分にマッチしていないスキルを磨き続けても、いつかきっと無理が起きていた気がします。

そして、「他人から求められていることは何か?」という視点がなかったとしたら、自分本位でしか活かすことができなかったと思います。

これは、フリーランスの今でも、一つの教訓となって活き続けていて、周りから頼まれた仕事は、出来る限り引き受けるようにしています。

他人から求められる仕事は、成長のチャンスにつながるし、次の仕事につながります

それが、より強固なスキルや強みとして磨かれていくはずです。

それはさておき、昔の写真を掘り返してみて、しみじみしています(笑)

写真を掘り返して気が付いたのですが、これが自分のFPとしての原体験でした。

この経験がなかったら、自分がFPを志すこともなかったと考えると、とても感慨深いです。

他人軸で動いた経験や出来事は、いつか巡り巡って、自分に返ってくる。

きっと、そんなこともあるのではないでしょうか。

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