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「withコロナ」の今、まちのコインができることは?

はじめまして!4月よりまちのコイン開発チームに加わった、ディレクターのキジーです。
今回の記事ではアプリの開発現場から、今後予定しているアップデート機能の内容についてご紹介していきます。
新型コロナウィルスの影響で外出自粛が続く中、まちのコインとしてできることは何なのか…? そんなことを考える機会にもなったのでした。

まちのコインと #STAYHOMEのジレンマ

まちのコイン「人と会ってコミュニケーションする」ことを前提につくられたコミュニティ通貨(地域通貨)サービスです。
お手伝いをしてコインをもらったり、コインをつかってお店が用意したスペシャルなメニューやプライスレスな体験と交換したり…。

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これらのことを行うには、地域で加盟するお店に出かけてアプリのQRコードをスタッフさんに読み取ってもらう必要があります。
ですが、外出自粛の最中でいわゆる #STAYHOME が推奨されている今、気軽に外出することすらままなりません。
つながりたいのに、近づけない。
まちのコインも今そんなジレンマを抱えています。

会うのがダメなら、オンラインでつながればいい?

そんな状況で生まれたのが、直接会わなくてもまちのコインを使えるようにする機能のアイデア。
その名も「どこでも参加」チケットです。
これはお店でQRコードを読み取ってもらわなくても、離れた場所からアプリ内のやりとりだけでチケットを利用できるようにするもの。
そんな機能を近日公開予定です。

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この機能によって、外出したり直接会わなくても地域の加盟店さんの取り組みを遠隔でお手伝いできたり、「オンライン開催のイベントに参加するとまちのコインがもらえる」といった仕掛けもつくれるようになります。
しかしながら、この「遠隔で参加できてしまう」という仕組みには懸念もありました。

この機能は「まちのコインっぽい」のかどうか

その懸念とは、この「どこでも参加」チケット機能がまちのコインのユーザー体験を大きく変えてしまうのではないか?ということでした。
直接顔をあわせずに使えるようにしてしまうことで、まちの人とのつながりを実感しづらくなったり、お互いのことを知ったり仲良くなるきっかけにならないのでは…と。
まちのコインの従来のやりとりはもらうのもつかうのにもひと手間かかりますが、その手間が人と人とが自然と仲良くなるきっかけにもなっているのです。
だからこそ、「使えば使うほど仲良くなるお金」「仲良くなるときにしか使わないし使えない」というまちのコインのコンセプトに沿ったものか?=この機能は「まちのコイン」っぽいのかどうかということは、この機能で出来ることを考える上で大切な指標となりました。

そして検討を重ねた結果、今回追加する機能は「QRコードを読み取る」部分を遠隔でできる機能に限定しました。具体的には以下のような流れになります。
1)ユーザーが「どこでも参加」チケットに参加申請して、
2)加盟店さん側が承認するとコインをあげる/支払ってもらう

「申請したので承認おねがいします!」という連絡をユーザーとお店がSNS上で交わすなど、アプリの外側でのコミュニケーションが発生することを想定しています。
このことで、まちのコインのコンセプトである「人と人とが仲良くなる」を担保したいと考えています。

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これからも地域の仲間とつながる仕掛けを

今回ご紹介した近日公開予定の「どこでも参加」チケット機能は、地元を離れて暮らしている方や地域外のユーザーさんにとって、まちのコインに参加しやすくなるきっかけになるかもしれません。
現在では既にたくさんのコロナ対策支援キャンペーンが各地域で始まっています。オンライン開催に切り替えたイベントも多くみかけます。
そういったアクションにもまちのコインを使って頂くことで、地域での取り組みを応援する人が増えるといいなと考えています。
そして、この他にもチケットへの感想を投稿できる機能など、使えば使うほど人と人が仲良くなるような仕掛けを今後増やしていく予定です。
どうぞご期待ください!

「まちのコイン」アプリをダウンロードして登録しておくと、今回お知らせした新機能公開のお知らせも近日中に届きます。
ダウンロードはこちらから

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