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~抗重力位を取らせる理由とは?網様体脊髄路を知る事で分かるその大切さ~

 
 
初めまして、田舎の専門学生4年の町川成斗と言います。
最近、4年間の実習が全部終わって、やっと終わったって感じがしています。
実習は学びたいことが多すぎて、頭の中がぱんぱんでした。笑
そんな状況が楽しかったのですが……。
前振りはこの辺りにしておいて、今回がなーんと!!初めての投稿です!
初の投稿は、「網様体脊髄路」について述べて行こうと思います。「網様体脊髄路」とは、皆さんよく聞く単語だと思うのですが、その重要さを改めて実感じた僕でした。そこでアウトプットもかねてこの重要さを皆さんに伝えて行きたいと思うのでよろしくお願いします。

~目次~
⑴網様体脊髄路が重要な理由
⑵網様体脊髄路は2つに分かれる
⑶橋網様体脊髄路について
⑷延髄網様体脊髄路について
⑸片麻痺の動作について
⑹まとめ


⑴網様体経脊髄路が重要な理由
皆さん、筋力は何で支配されていると思いますか??
知っている方も多いと思うのですが、何と神経系によって支配されています!! 
え、この神経系って何?と思った皆さん、僕も同じように思いました。
そこで調べて見ると、姿勢・運動のための下行性システムを「背外側系(外側運動制御系)」と「腹内側系(内側運動制御系)」に分類したとのことでした。
これら2つに含まれる経路としては…
腹内側系に含まれるのは、網様体脊髄路・前庭脊髄路・視蓋脊髄路・前皮質脊髄路。
背外側系に含まれるのは、外側皮質脊髄路・赤核脊髄路。
では、「背外側系(外側運動制御系)」と「腹内側系(内側運動制御系)」の意味について簡単に説明していきたいと思います。


◇背外側系(外側運動制御系)
これは、「運動に関わるシステム」いわゆる「随意運動システム」です。そして、この背外側系のメインとなるのは、外側皮質脊髄路となるのです。
背外側系のざっくりとした話になるのですが、これは、四肢の近位と遠位の筋群を調節し、協調した四肢のリーチ運動や、手指の巧緻運動に重要な役割となります。そして、歩行の開始と停止のメインとなります。何故、歩行の開始と停止のメインになるかというと、歩行開始2~3歩までは、随意的な歩行としてされており、CPGとうのはそれ以降……。
まぁ、ここについての詳しい話は、後日していきたいと思います。笑

◇腹内側系(内側運動制御系)
これは、「安定に関わるシステム」いわゆる「姿勢調節システム」です。
姿勢調節システムと言えば、APAs(先行性随伴性姿勢制御)。
おぉーーーー!!!
よく聞く単語来た!と思いました??そうです。よく聞く単語です。笑
腹内側系とは、安定性の主軸を担う姿勢調節と、その中心を成すコア・スタビリティが重要となります。そして、上記で経路をたくさん述べたと思うのですが、最も重要となるのは、何と網様体脊髄路なのです。何故、網様体脊髄路??という所についてなのですが、その理由として、網様体脊髄路と言えば、APAsが関与してくるからです。おぉぉぉぉーーーーーーーーーーーですね。笑
知っていたら、すみません、、、、。。(涙)
ちなみに…
先行性随伴性姿勢制御(APAs)
運動開始前に予測的に姿勢や重心位置を調節したり、運動の変化やその状況に応じ先回りし、姿勢や重心位置を調節する機能。

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まぁ何が重要かというと、隋運運動のためには、姿勢制御が重要ということです。
この姿勢制御の中の1つに網様体脊髄路→APAsが重要になってくるということになります。
そこで今回、網様脊髄路について詳しく述べて行きたいと思います。



⑵網様体経路は2つある
結論から言うと網様体経路は「皮質橋網様体脊髄路」と「皮質延髄網様体脊髄路」の2つに分かれます。しかし、どちらも同じように考えていく必要性があります。
では、何故2つ分けて考えて行く必要性があるのか??
それは、機能が2つとも似ている様で異なる点があるからです。
まとめて、考えて行くにしろ、突き止めてより深く考えていくことは重要と考えています。
そのため、今日のこの記事を読んで、何となく使っていた網様体脊髄路という言葉やAPAsはどういうことなのかを胸張って言える様になってもらえればなと思います。
ちなみに…
APAsというのは略語で、「Anticipatory posture adjustments」が正式名称らしいです。
恥ずかしながら、僕は全然読めないです。親切な方、いつでも教えてください!!笑笑
APAsについては上記で簡単に説明はしたのですが、もう少し深く見てみると…


補足運動野(6野内側)から出た線維は皮質脊髄路の近くを下降し、橋・延髄網様体脊髄路となり主に同側の体幹、上下肢近位筋を支配します。そしてこれらにより、無意識的に随意運動に先行する姿勢の準備・構えが必要となっています。

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はい、難しいです。
流れで説明すると、運動プログラムとうのは、第6野で作られます。この時に、随意運動プログラムと姿勢調節プログラムは作られています。
随意運動プログラムは、一次運動野を経て、メイン経路の外側皮質脊髄路として下降し、随意運動である局所の巧緻運動が可能となっています。
姿勢調節プログラムは、皮質-網様体投射を経て、メイン経路である網様体脊髄路として下降し、APAsが可能となっています。
いわゆる、運動の構築段階からプログラムとして分かれているよという話です。



⑶皮質橋網様体脊髄路
≪経路について≫
経路は、大脳皮質(高次運動野)→大脳基底核→橋網様体→脊髄前索を下降します。 
≪働きについて≫
働きは、「同側の下肢、体幹の伸筋群の促通」です。
※皮質橋網様体脊髄路では、8割が同側支配とされているらしい!
ここで下肢、伸筋群の促通って支配している範囲広くない??と感じると思うのですが、その通り広いです。
どういうことかと言うと… 
動作に先立ち、体幹や下肢の伸筋の収縮を促したり、動作時に体幹や下肢の伸筋群の収縮を促すことで転倒しないようにしています。これは「自律性」と言われ、「無意識」の中で行われています。
ん??何かピン!ときませんでしたか?
そう!! これが、APAsです。
≪伸筋群の促通?≫
簡潔に述べると、皮質橋網様体脊髄路は抗重力伸展活動に関与し、「皮質」という言葉が入ることで随意的な制御を可能にしています。
抗重力伸展活動とは、言葉の通りで、地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉のことです。
ここで重要となることとして、γ運動神経細胞が筋紡錘の張力を調節し、重力に対して抗う収縮を出しているということです。
ここについての詳しい説明はまた別の記事にてさせて頂きます。
皮質橋網様体脊髄路は、下肢の介在ニューロンに接続しています。
介在ニューロンとは、人にある神経細胞で、感覚ニューロンから運動ニューロンへと刺激を伝達するものです。

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