オシャレでかい公共施設
最近、旅行に出かけるといろんな建物に出会う。
力の入っている建物といえばお城やお屋敷、寺社仏閣などの古い建物。
最近でいえば市役所や町役場も地元の建物の中で立派な部類に入る。
役所の建物を見てると、どこに行っても本当に安っぽい。
ダクトを隠さない天井、外構で使われる冷え切った手すり。ロゴやサインだけ今っぽくあしらってある。
傾向を見ていると前の市庁舎より大きくておしゃれにしたいようだ。
人口減少や税金の無駄遣いが叫ばれる時代に、大きくておしゃれな建物を建てようとすると、面積あたりにかけられる建築費用をどうしても抑えざるを得ない。
論理的に考えて面積あたりの金額を安くした建物せざるを得ない。
しかも面積が大きく安い材料の建物だと光熱費も小さな建物に比べてかかる。メンテナンス費用も同じくバカにならない。
オシャレもいいと思うが、オシャレを履き違えて、安っぽくオシャレになっている。
そもそも、これだけ空き家や廃校が増えた昨今、建築ストックを活用するべきなのに、どんどん新築が増えている。
そこまでして建築業界に投資をしなくても良いのではないだろうか?新築でなくても現在の空き家の改築費や空き家の解体、減築作業などに方向を変えても良いはずだ。
本当に暮らしたい世の中は空き家問題をそこそこにして、新築を建てまくる世の中なのだろうか?
楽してお金を儲けることに重きが置かれすぎて公共施設を中心に、乱開発が進んでいる。
その当たり前がこの世の中ではまかり通っている。
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