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【はじめに】なぜ、machimin×父のメディアを始めるのか?

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machimin1縁側のこたつ。流鉄のホームと繋がっている。

このたび、machiminでは父の暮らし方、生き方、働き方を問いかける、そんな場をつくりたいと思っています。
そこでまず、「地域に暮らす一人の父が、地域活動を行なっている先輩に話を聞いてみる」という企画を立ち上げることにしました。

<machiminについては以下からご覧ください>

なぜ、するのか?

machiminの所在する流山市は2010年から行政主導で「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーで交通広告を都内のターミナル駅で展開、都内勤務の共働き子育て世代の誘致を始めました。
そうしたプロモーションが市の認知度向上などに貢献し、現在日本一の人口増加率や合計特殊出生率の伸びを誇ります。

コピーこそ「母」に焦点があたっていますが、本質は“どんな人も自分らしく生きる人が多いまちでありたい”というメッセージだと理解しています。


2022年4月で開業5年目を迎えるmachiminは、駅の一角で始めたまちの縁側で、「母」以外にもいろいろな人のworkやlifeについて触れる機会が多くありました。

「多様な働き方を知りたい、自分が働くイメージを持ちたい」という就職・転職活動中の方からの声、また「会社にいる時間にはできないことを地域でしてみたい」という育児休暇中の男性からの声を受け、実際に何人も社会へのインターンとして活躍してくれました。

「もうすぐ定年なので、これからどうしようかなと考えている」という相談は、実はよく受けます。高齢者という枠ではつまらない、若い子たちに何か提供したい、今まで積み上げたものを次の世代に残したい、という方は非常に多く結果的にスタッフになってくださる方もいました。

子どもたちに「商売」を遊びではなく本物で体験させたいという親御さんや先生もたくさんいらっしゃり、2021年からは、文部科学省から「研究開発学校」に指定されている千葉県立流山高等学園の授業(地域産品であるみりんを使った菓子の授業をし、実際に店頭で販売もする)を運営しています。


2021年10月、「会社ではなかなか出会えない、地域に当たり前にいる父にたくさん出会い、自分が目指すロールモデルを探したい」という1児の父である北島紳也さんが来てくれました。「母になる」ことと対照的な「父になる」暮らし方、生き方、働き方を現在進行形で模索する人にダイレクトに地域のなかで出会う機会は、オフィスにいてもなかなかありません。
そこで、北島さんが直接、地域活動の“先輩”に直撃し、「流山で父をしている人」へのインタビューし、記事として公開するのが本メディアです。北島さんご自身はもちろん、ほかの誰かにとって発見や出会いが生まれる場となること、そうして、新しい”輪”を織り成すことにつながればと、思っています。

それが行動につながる時、母と同数いる父の地域参画が進まないという「壁」が壊せるかもしれないと期待しています。

やってみないとわからないので、まずは始めます。
インタビュー側に参加したい方も、是非!

machimin一同 
2021年1月吉日

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