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日本を良くするプロダクトのマーケティングに挑戦したい─マチマチ マーケター石井智彦

「マチマチのメンバーインタビュー」シリーズ、略して「マチメン」。今回はマーケティングを中心に様々な業務をカバーする石井の登場です。前編では、マーケティングキャリアの変遷からマチマチとの出会いについて語ってもらいました。

(プロフィール)福島県出身、富岡町育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業。アイオイクスにてSEOを中心としたウェブコンサルティング業務に従事。その後、アナリストとしてナイルに参画し、Google アナリティクスやヒートマップを活用した行動ログ分析だけでなく、アンケートなどの定量調査、ユーザーインタビュー等の定性調査を基に、カスタマーを中心に据えた解析を行なっていた。マチマチではマーケティングを担当。

顧客のためになんでもやるマーケター時代

ーーマチマチでの担当業務を教えてください。

マチマチでは、マーケティングで主にSEOを担当しています。コンテンツマーケティングやUGCなどを含めてサービス全体でどう集客するかを考えています。マーケティングの業務とは別になんでもやります。

ーー石井さんはマーケターになる前はどんな仕事をしていたんですか?

もともとライターや編集の仕事をしたいと思っていたんです。でも、どうしても就職活動したくなくて。大学卒業後、1年弱は葛藤の中でお好み焼き屋でバイトしながらフリーターをしてました。

ある日、新聞の切り抜きもらって、そこに新中野の小さな編プロの求人情報が掲載されていて。履歴書を送ったら数カ月後に返信が来て、就職することになりました。そこでは社内報や会社のパンフレットの制作、商品の説明資料などの仕事をしました。3年弱、その編プロで働いて転職しました。

ーー次はどんな仕事に?

アイオイクスというSEOの会社に入社しました。SEOをやりたくて、というよりITに興味があっての転職でした。編プロ時代の最後の方にウェブサイトに関わってはいたけど、そんなに興味は持てなくて。当時は最初のITバブルがはじける直前で、ITは楽しそうだし、儲かりそうだな、という不純な同期で入社したのがアイオイクスです。

最初は営業の仕事で見積もりを作ってましたね。1日に数十サイトを閲覧して、競合を調査して、順位が上がる余地はあるのか、難しければどうしたら上位にくることができるか、などひたすらにサイトのリサーチと見積もりづくりをやってました。

その次は営業職ではなく、SEOコンサルの仕事をするようになりました。関連会社や顧客の訪問時に調査した資料を持っていったりして。「SEOをやっている」という意識はあまりなく、とにかく顧客のサイト順位を上げるために何をすればいいのかを考えてきました。

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ーーアイオイクスでは何年?

全部で9年ほど働きました。最後のほうはコンサルティングの中でもカスタマージャーニーを作り、顧客の行動にひもづくキーワードを調査するなど、ユーザー体験を考えた施策なども手掛けてましたね。

その仕事をやるなかで、会社の方向性とのズレも感じるようになったので辞めることに。ただ、辞める決断をしたときは、まだ次の会社が決まってなくって。たまたま、セミナーで再会した友人に「会社辞めた」って話したら飲みに行くことになって、ナイルへの入社が決まりました。

ーーナイルでもSEOコンサルを仕事に?

ナイルはSEOのコンサルをする人が大勢いたので、自分はウェブ解析を仕事にしました。ナイルでは、Google Analyticsなどを使ったウェブ解析業務がメインでしたが、自分はきたオーダーにすべて対応ようにしていて、ユーザーヒアリングやユーザーテスト、アンケートなど定量・定性両方の調査をやってましたね。

ーー自分の仕事を規定しすぎずになんでもやると。

そうですね。ナイルは若い会社で、一緒にいたメンバーも新卒1年目から5年目で、そういう人がSEOをゴリゴリやる。僕は当時34歳くらいで彼らにできないことをやっていこう、そう考えて解析を中心に色々やりました。

「ありえない人生」を送るためにマチマチへ

ーナイルでは何年くらい働いたんですか?

3年弱くらいですね。次にマチマチに転職しました。転職は偶然が重なった結果だったと思います。

ちょうど、過去にBMXの選手としても活躍し、ここ数年はDropbox JapanやCanvaでグロースを担当された植山周志さんのセミナーに参加して、刺激をもらったんです。植山さんはブログで挑戦している内容を発信しているのですが、「そこまでやるのか」と驚くようなものばかりで。

そのセミナーで「いかに人がやっていないことを勝手にやるか」という話を聞いて、「自分もありえない人生を送りたいな」と考えていたタイミングに、六人部さんから連絡をもらって。

六人部さんとは、彼がオーマイグラスのときに知人経由で知り合っていたんです。4、5年ぶりにランチをすることになってて。てっきりSEOの相談かなと思って、マチマチのサイトを見ながらどんな質問がきても答えられる状態にしてランチにいきました。

そのときに「マチマチに来ないか」と誘ってもらって。ありえない人生を踏み出すのに、想像ができないようなプロダクトにマーケティングとして関われたら面白そうだなって思って転職を決めました。

日本を良くするプロダクトをどうマーケティングするか?

ーーマチマチのどこに惹かれたんでしょうか。

まず、惹かれたのが実現しようとしている未来でした。マチマチのサイトをSEOの観点で調査をしたときに、あきらかに取れているゾーンと、取れていないゾーンに分かれていました。この先、日本全国の地域でキーワードをとっていく、そこにはお金にならなさそうなキーワードも含まれる。一体、何を考えているんだろうと思ったんですよね。

ただ、六人部さんはこれを実現していけたらどんな世界が見えるのかを語ってくれたんです。「このプロダクトを日本中の人が使うと、日本が変わる」と。それ以来、日本を変えるようなプロダクトをどうやってマーケティングしていったらおもしろいのかなと考え続けています。

ーー身につけてきたマーケティングスキルを活かせるのは魅力的だった?

僕にとってはそこはあまり重要ではなかったですね。スキルセットは手段でしかないですし、スキルを生かすのでれば、コンサルのほうがやりがいがあって楽しいと思います。いろんな業種の支援ができますしね。

今は、このプロダクトをみんなが使うために何をすればいいのかを考え抜き、行動に移すというのが非常にやりがいがあって面白いですね。できること、できないことが山積みで、どうプロダクトを成長させるかを日々考えています。

ーー限られたリソースの中でどうプロダクトを伸ばすかがやりがい?

とはいえ、自分のリソースの中でできることであれば無限だと思っています。「ここまでが自分の仕事」という線引はありません。例えば、先日、台風19号が上陸したタイミングで、「災害情報共有コミュニティ」を開設した件について、人生で初めてプレスリリースを書いたんです。

思いついたのは連休の中日だったのですが、Slackで投稿したらすぐに「いいね!」と反応をもらえて。そのあとはPR Timesのログイン情報だけ共有してもらったので、自分で考えてプレスリリースを出しました。

ーーマーケティングにこだわるより、自分のリソースのなかで最大限やっていく。これまでとは違う働き方だと思いますが、どうやってそう行動できるように?

「視座」の話は自分に影響しているかもしれません。社員の視座と、社長の視座って全く異なります。社員からすると社長は何考えてるんだって思うこともありますが、実は視座を上げると社長の言っていることがわかる。

今マチマチを大きくしていくために自分にできるのが、六人部さんと視座を合わせていくこと。視座が近づいていけば、もっと発想に幅ができると思っています。マーケティングって、本来は経営と直結しているんですよね。そうすると、マーケティング単体のスキルでは意味が生まれにくい。自分の視座を上げられたら、もともと持っていたスキルが活きるはずだなと。

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前編では、マチマチにジョインするまでのストーリーを語ってもらいました。後編では、マチマチにジョインして生まれた変化について話してもらいます。

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