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渋谷区議会【6/4令和2年度第2回定例会本会議2日目】

❗️2日目質問注目ポイント❗️
2日目は、公明党・立憲民主党・共産党の代表の方々からの質問でした。

党は違えど、コロナウイルス対策に関しては、さらなる区独自の対策を検討したいという質問が複数ありました。特にひとり親や生活困窮世帯への支援、感染症を踏まえた防災対策、事業者への家賃助成、テイクアウトデリバリー支援などが共通の質問として上がっています。

区長から、支援をもちろん広げていきたいという気持ちは一緒だが、
Withコロナがこれから、第2・3波だけでなく、4・5・6と何年も続いていく可能性があり、マラソンのようなもの。
だからこそ、持続可能な支援と優先順位を見極めながらやっていきたい。

特に気になった(よき提案)と思ったものを下記まとめています。
1日目自民党さんも合わせて。
※神薗コメントです。

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・社労士、税理士、公認会計士など専門家の相談窓口支援(自民党、共産党)

→相談窓口の周知を徹底し、中小企業診断士の相談窓口や専門家への相談も窓口を増やしていきたい。
※たくさんの支援制度ができていますが、様々あるためにどの制度を活かしていくのか?を検討し、申請までたどり着くのが大変だと感じます。相談できる窓口が増え、専門家からのアドバイスがあると申請もスムーズに対応できるなと感じました。

・高齢者の方のデジタルディバイドを解消する。(自民党、公明党)

昨年度の台風の際も同様の状況が起きていたのですが、緊急的な事態が起きた時に多くの情報がインターネット上で発信されます。それを察知することができない高齢者世帯層に情報が届かないという状況がある。
→渋谷のラジオの利用や、シニアいきいき事業などの研修でLINE講座を行うなどやっている。喫緊の課題と考えている。第8期の高齢者施策案にも入れていくとの回答。
※デジタルによって、世代の分断が起きています。AIロボットなどが声で教えてくれるなど、ITを活かしたフォローアップが色々と考えられると思うので、ぜひ今後も検討していきたいなと感じます。

・健康手帳の電子化(公明党)

健康に関する情報を電子化し、行政サポートしていく案。
→研究課題とするとの回答。
※コロナなどの感染症を踏まえると良いと思うが、個人情報保護の観点やその情報をどのように利活用しサポートするのかの具体案がないと実現するのはハードル高いなとかんじました。

・ふるさと納税の自動販売機(立憲民主党)

NTT東日本が、ふるさと納税自動販売機開発している。ハチ公前や原宿など来街者多いところで設置してはどうか?
→コト・経験返礼に注力したいと渋谷区方針あるが、気軽に納税できる利点があるので、研究する。
※これは中々面白い提案だなと感じました。シブヤフォントのグッズなど、販売して欲しいなあと感じます。

・マイクロプラスチック対応(立憲民主党)

人工芝の破片が側溝などから、川や海に流出する問題について。人工芝に関してもサトウキビを利用したものなど開発されている。排水溝に流れる芝を防ぐ機器もある。
→人工芝自体を小中学校や公園から減らしていく。人工芝も天然資源を使ったものがあるのならば検討に入れていきたい。排水溝の機器に関しては試行している。
※マイクロプラスチックは国や都単位での活動はもちろん、基礎自治体でも対応をしっかり進めるべき案件と考えています。すでに排水溝に流れる芝を防ぐ機器の試行をしているといった、既に進んでいる対応の発信もありましたが、今後どういった方策がベストなのか?というのを、街全体の仕組みやインフラの方向性を踏まえながら、考えたい案件と感じます。

・図書館運営の電子化(立憲民主党)

ーLINEでの所蔵書籍検索や貸出予約の導入、電子図書館の推進
→現行システムの更新後に検討したい。
※渋谷区はLINEとの提携で、様々な窓口業務を電子化しています。こういったコロナの状況が続くことを考えると、窓口業務や電子図書館の推進はぜひ強く推し進めたいなと思うとともに、図書館という場をどういった目的の場所と考えて、運用していくのか?はぜひ今後検討したいなと感じます。イメージとしては、武蔵野プレイスみたいな、区民の学びが広がっていくような、そんな場になるといいなあと感じています。

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