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Vol.3 United State of Americaでの経験

こんにちは、こっぺです!
僕は所属する International Foster Care Alliance の【渡米プロジェクト】という一つの活動で、2月22日〜3月4日の約12日間アメリカへ行って来ました!
今日は、団体の紹介等も交えながらアメリカでのとても貴重な経験を綴りたいと思います!


1. International Foster Care Alliance (IFCA)とは...


先ずは、IFCAのことを簡単に紹介したいと思います!

IFCAは、アメリカと日本の両国でNPOの法人格を持つ組織です。
日本では2017年7月に任意団体としてスタートし、設立当初から米国ワシントン州のNPO法人と連携しながら事業を進めてきました。
そして、2019年4月1日をもって特定非営利活動法人となりました。

IFCAのミッションは、

【 国を超えた、多様な考えの交流、協働、つながりづくりを通じて、子ども家庭福祉のシステムを前進させること 】

そしてビジョンは、

【 すべての子どもと若者が愛され、ささえられ、自身の可能性を最大限に発揮できる社会の実現を目指すこと 】

です。

簡単に言うと、社会的養護(児童養護施設や里親家庭等)のもとで生活していた経験を持つ当事者(若者)が集まり、日本と米国の繋がりを通じて、子ども家庭福祉の環境やシステムをより良くしていこう、また当事者自身が活動を通して成長していこうと活動している団体です!
もっと詳しく知りたい方は、International Foster Care Alliance のHPをご覧下さい!

International Foster Care Alliance のHPで
メンバーのページに掲載されている僕のプロフィール


2. Americaでの経験

さて、ここから本題に入らせて頂くわけなのですが
僕はこのブログを書く上で、下書き等を一切しないので恐らく長くなります。😅
休憩等挟みながらも是非、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

IFCAでは、様々な活動を行う中で主な活動として
夏にアメリカからメンバーが日本にやってくる【来日プロジェクト】
冬に日本からメンバーがアメリカへ行く【渡米プロジェクト】
があります。
どちらも、両国で選ばれたメンバーが参加します。
今年の【渡米プロジェクト】では、オレゴン州とカリフォルニア州を訪れました。
その活動の中で幾つか厳選して書きたいと思います。

僕は高校2年生のときに、海外探究研修で台湾へは行ったことがあったので、海外だ!
と心躍らせることはなかったのですが、初のアメリカで
どのような経験が出来るのだろう〜💭
と渡米メンバーに選出されたときからワクワクが止まりませんでした!

一つ正直な感想を先に言うとすると
エゲつい疲れました。😵
飛行機での移動時間を抜いて、実際にアメリカで活動していた期間は約10日間ですが
スケジュールビッシリ!内容ミッチリ!頭の中パンパン!
そんな感じでした。

でも、活動の中でとても貴重な経験をし、沢山の知識を得て、なによりもアメリカで出逢った大勢の方々一人一人の【愛】に触れ、感じられたこと。
これは渡米プロジェクトに参加し、現地へ行ったからこそ得られた

かけがえのない宝物

だと胸を張って言えます。

この【渡米プロジェクト】の活動の中で、僕の中の一大イベントは
オレゴン州の州議会議事堂で州議会議員さんたちの前で、英語でスピーチをすることでした。
高校の海外探究研修でも現地の高校生や先生方、約200名程の前で中国語と英語でスピーチをしましたし、普段は緊張することは滅多にないのですが
今回ばかりは流石に少し緊張しました。😅

僕は【My Experiences and Vision of Foster Care】というテーマでスピーチしました。
スピーチをする中で、少し驚いたことがありました。
議員さんたちは僕の目を真っ直ぐ見て、うんうんと頷きながら、とても親身になって僕のスピーチを聴いて下さったことです。
僕のスピーチの内容が、アメリカでの政策等に直接関係する訳ではないのに。
日本でも、議員さんや各自治体の職員さんたちとトークセッションなどを通してお話しする機会を設けます。
とても親身になって聴いて下さり、一緒になって先を考えて下さる方もいますが、そういった方ばかりではなく、どこか偉そうに聴いてやってるぞというオーラを醸し出している方が多い印象です。
日本もアメリカのような環境になっていけば良いのにな〜と思うと同時に、そのような環境にしていくために僕らに出来るアクションをしていかなければならないなと強く思いました。

スピーチする前の準備しているときの写真


その他にも、オレゴン州とカリフォルニア州で活動する幾つかの団体を訪問させて頂き、実際の活動に参加させて貰ったりもしました。
その中の2つの団体を紹介します!

Foster Club

California Youth Connection (CYC)

先ず、オレゴン州シーサイドで活動する
NPO法人 Foster Clubという団体。
Foster Clubでは、様々な活動を行う中でYouth Adult Partnershipという若者と大人が一緒にコミュニティに参加するときに生じる課題について、一つの大きな柱として活動しています。
僕はこのYouth Adult Partnershipの課題について、とても興味がありました。
と言うのも、僕自身が社会的養護のもとで生活していたときに大人との関係性を上手く築くことが出来なかったからです。
各場面での望ましい若者と大人のパワーバランスや、関係性を築く上でなにが大切なのか。
とても学びを得る有意義な機会にすることが出来ました。

Foster Club の T-shirt を着てパシャリ📸


次に、拠点をカリフォルニア州に置き活動する
California Youth Connection (CYC)という団体。
今回はCYCの一つの大きなイベントである
Day at the Capitolに参加させて頂きました。
このイベントは3日の期間があり、1日目・2日目に様々なワークショップを行い、最終日にメンバーたちがカリフォルニア州議会議事堂の州議会議員さんのオフィスに訪れ、直接、政策提言をします。
政策提言をするために1年間という時間を掛けて準備をします。
1日目・2日目のワークショップで僕は、RALLY(ラリー)グループのワークショップに参加しました。
このグループでは、CHANT(チャント)という団結して【声】をあげるという活動をします。
デモのような感じですね。
【声】をあげることの大切さや、団結してなにかを訴えるためにはなにが必要か、そしてなにが大切なのか。
また、そもそも団結するためには?
といったことを学ぶことが出来ました。
日本では集団で団結してCHANTのような活動をする文化はありません。
日本でもやることができたら、今以上に愉しみながら活動出来るな〜と思いました。

CHANTの様子


紹介した2つの団体以外でも、アメリカで過ごした期間、様々な活動を通して
とても貴重な経験をし、沢山のことを学び、吸収することの出来た、有意義な時間を過ごしました。

ですが、ただアメリカへ行って良い経験が出来たな〜
で終わってしまっては、まったくもって【渡米プロジェクト】の意味を成しません。
アメリカでの経験や学びを、日本に持ち帰り
日本なりの形にしてアクションしていくことがとても重要なことだと思います。
僕は、IFCAに所属して活動し始めてから約1年半が経ちましたが
普段の活動やアメリカでの活動を通して、特に社会意識の変革はとても難しい課題だと痛感させられています。
焦ることなく、そして強要することなく
社会をどのように変えていきたいのか、明確なビジョンを決して見失うことなく
また、日本の子ども社会福祉の現状をしっかりと把握し
課題はなにか、子どもたちの求めていることはなにか
子どもたちや大人との繋がりを大切にしながら
僕らしくコツコツと積み重ねていけたらなと思います。


最後に、僕のこの記事を読んで下さり
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最後まで読んで下さりありがとうございました!

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