【インタビューVol.3】伊㔟みゆき様(NPO法人まなびのたねネットワーク)

こんにちは、インターン生の渡邊智也です。

今回は、高校生のキャリア教育や若者の居場所づくりなど幅広い取り組みを展開されているNPO法人まなびのたねネットワークの伊㔟みゆき様です!

【NPO法人まなびのたねネットワークさんのHP】


本記事では、私が滞在中に高校の探求学習で拝見させていただいた「コミュニケーションカード」と、若者の居場所であり学びや交流の拠点となっている「しゅろハウス」についての体験談を書かせていただきます。

①コミュニケーションカード

今回私は、石巻西高校の探求学習の授業内で行われた「コミュニケーションカード」を実際に体験させていただきました。「コミュニケーションカード」とは、①自分自身を理解し、自分を活かしきること②人との違いを理解し、自分も相手も活かしきること③気軽に、楽しみながら、人にも自分自身にも興味を持てることの3点が目的であり、今回のような学校の授業や会社の研修等で用いられているようです。

【コミュニケーションカードについての詳細】

手順としては自分の性格や行動に合うカードを13枚選び、それらを基に自己紹介をしたり他人と比較し合ったりして自己理解と他者理解を進めます。カードの色や内容によって、その人の行動基準や価値観について知ることが出来ました。

4人でカードを見せ合った時の様子

私は最近まで就職活動を行っており、まさに自分自身がどのような人間であるかを理解しようと努めていました。(いわゆる自己分析です)しかし就職活動という限られた時間の中で、企業が求める姿に自分自身を合わせようとするあまり自分の本来の特性を十分に理解できていなかったように感じます。今回、客観的な文言と他の方との比較の中で自分の強みや個性を改めて認識することができました。こうした自他の理解を高校生やその前の段階から養っておくことは、将来を考えていく上でも大きな価値を持つと思います。

②しゅろハウス

「しゅろハウス」は2022年5月にオープンした若者の「やりたい」を応援する交流拠点です。今回の滞在では実際に室内にお邪魔させていただき、伊勢さん、そして若者たちと交流をさせていただきました。

ちなみにこの「しゅろハウス」は、ボランティアの方々の協力のもと既存の建物のリノベーションを行い現在の内装になったそうです。下の写真は自習室の写真で、主に高校生が放課後に勉強で利用しているとのことでした。壁にはお洒落な装飾が施されています。

また夜はカレー等をみんなで作り、それらを囲みながら交流を深めました。「しゅろハウス」では今回のように皆で料理を作ることが多いとのことですが、ここからはこの場所が学習面のみならず人間的な成長にも繋がる場であってほしいという伊勢さんの思いを感じ取ることが出来ました。

皆で作った夕食

学びや気づき

今回の訪問では高校生の探求学習の授業を見させていただき、今後教育の現場ではいかに学生一人一人の個性や人生に向き合っていけるかが益々問われていくことを実感しました。
また「コミュニケーションカード」で体験した相互理解は高校生のみならず、大学生や社会人になっても当然ながら他者と関係性を構築する基礎になると思います。特に多様性が求められる今日、自分と他者を理解しようと努めることは良好な人間関係を築く土台となるため、私自身もこの体験を踏まえより一層コミュニケーションの技術を磨いていきたいと考えています。
そして「しゅろハウス」でも同世代の多様な若者たちとざっくばらんな会話ができ大いに刺激を受けました。改めて、学生の選択肢と可能性を広げていく教育や支援の重要性について学びました。

伊勢様、ご多忙の中ご対応いただきありがとうございました!

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