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Greedy(欲張り)では、幸せになれない?

こんばんは☆

今日は、「”欲張り”になりすぎると幸福を逃すかもしれない」という話を書きたいなと思います。

米国大学留学時代に、アメリカ人の友達を見ていると、何かとても幸せそうだなと感じることが多く、お金持ちなわけでも、恵まれた環境に育ったわけではなくとも、皆、「自分個人の人生をイキイキと生きている人が日本よりも多いのでは?」と感じました。

大学最初3年間は、寮で暮らしていて、常にルームメートがいたのですが、最初の1年半を過ごした「Brenna(ブレンナ)」という子とは、勉強の後に、部屋で朝方まで恋愛トークから、真面目な話まで長話をしてしまうくらい馬が合う子でした。

ある時、夜一緒に話していたとき、

ふと

私が、「なんで、アメリカの子は、皆自分に自信があって、幸せそうなのだろう?」と聞くと、

Brennaは、「皆、自分の存在をただ信じているのよ。それには、恵まれているとかお金があるとかは関係ないわ」

そして、「だって、皆、好きで生まれてきたわけではないでしょ。きっと意味があるから生まれたの。だから、特別自分に何か誇れるものがなくとも自分を漠然と信じているの」と

そして、続けて、「Greedyは良く無いと思うわ。今ある幸せをしっかり噛みしめないと、あれもこれもと目移りしているうちに、大きな幸せを失ってしまうと思うの」と。

また、

「マチや日本人を見ていると、皆、Greedyで損していると感じるわ」とも言った。

確かに、私は、「もう少しくじ運が良ければ、高層フロアーになって、眺めが良い部屋だったはずなのに、私って不幸」とか、「私の顔の彫りがもう少しはっきりしていたら、人生が変わっていたのに」とか、無いものばかりに目がいって、自分の今もっている幸せや幸運に目を向けることが少なかったと気が付いたのです。

Brennnaによると、我々日本人は、皆、なぜか「強迫観念かのように、もっともっとと無いものねだりをしているように見える」のだという。

このとき、私は、彼女の一言で、何かふと目が覚めた気がしたのです。

最後に、「自分に無いものを求めたって仕方ない。完璧な人生なんてあり得ないんだから、今ある幸せを感じなきゃ損でしょ。Greedyなことと向上心があることは全く別物よ」

と笑っていつものおどけた顔でにっこりする彼女を、改めて尊敬の眼差しで見つめたのです(ちなみに、彼女は私より2歳下で飛び級してきた才女・・・頭が上がらないっす)。

この、「Greedy」という言葉は、米国人はよく使います。日本に帰ってきて、「あれもこれも」と元の自分に戻りそうになることがあるのですが、

ふと、あの時のBrennnaの言葉を思い出すようにしています。

そして、たまに彼女とSkypeをすると、必ずまた、「欲張り根性は、ほどほどにね」と釘を打たれることもしばしば・・・。

欲張りは幸せを逃すというのは、まさに「青い鳥」のお話と似ていて、本当の幸せはすぐ近くにあるということなのでしょうね。

今日も素敵な夜になりますように☆

おやすみなさい




嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。