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旅に出る、いや戻る。

ぼくの、トロン機械がまた旅に出た。

正確にいえば、「出た」というより「戻った」というところだろうか。


本題の前に、このトロン機械を説明したい。

いわゆる放射性物質であるトロンをお湯に溶かし込む家庭用機械である。

カラダに害は全くなく、健康増進はもちろんぼこと生活習慣病や癌などにも効果が期待できるというものだ。

数年前にトロンに出会い、その効果は自分自身も、また患者さんでも実感している。

(詳細はこちらから:http://healthymedical.ne.jp/medicalspathoron.php



このトロン、昨年2月までは、岩手県花巻市にあるメディカルスパ花巻トロンで、入館費を支払えば誰でも入れたのだが、惜しまれつつ閉館。

困り果てた。

というのも、それまでは、生活習慣病や難病、癌の、おおげさにいうと最後の砦的にお世話になることがあったからだ。


しかも、当時、進行癌の方を担当していて、なんとかして、少しでもよくしたいと思っていた。

トロンがあれば、と何度も何度も思った。


そんな中、朗報が舞い込む。

家庭用機械を創ると。

すぐに購入を決めた。

そして願った。

受注生産だったから、完成が、患者さんの命に間に合うようにと。

祈りは通じなかった。

間に合わなかった。


しかし、機械は届く。

オークフィールドに置いた。

所有者の私は入れずとも、購入を決断した患者さんではない方の癌や生活習慣病のために役に立ってくれた。


あるとき、最愛の仲間が癌になった。

機械をオークから仲間の家に移した。

その上で、とにかく1日何回もトロンに入ってもらった。

まちがいなく緩和と延命効果があったと確信しているが、残念なことに12月に旅立った。


この時点で購入から8ヶ月がたっていた。

実に8ヶ月、所有者であるぼくは一度も使ったことがなかった。

ぼくのお試し入浴というのもなく、とにかく仲間や患者さんのところを渡り歩いた。


仲間が旅立ち、ぼくのところにトロン機械がやってきた。

本当は「戻ってきた」と表現したいのだが、なにせ、一度も使っていない。

可愛い子に旅をさせるもなにも、購入後、一度もぼくにやってきていないのである。

だから、「戻る」よりは「やってきた」かなと。


ともかくとして、ぼくの自慢の機械だ。

大切な患者さんや仲間たちを癒やし、守ってくれたのだから。


ぼくも、家族も、連日のように、そして1日複数回入浴した。

体調が良くなった。

やっぱり購入してよかったと実感し、どんどん健康になるぞーと思っていた。


と、そんなとき、トロンにまた旅のお知らせが届いた。

とっても大切な方が、悪い病気になったと。


その方に、販売元から購入してもらう、レンタルするという方法もあるのはあるのだが、とにかく急いでる。

何より大切な方である。

ぼくの自慢の機械を貸し出さないわけには行かない。

(自分の健康が遠のくような気もしないでもないが、ぼくはまだ若いからいいだろうと言い聞かせることにする)


というわけで、今朝、再び、患者さんを救う(癒やす)旅に戻ったぼくのトロン機械。

がんばってきてくれ。


そうだ、そんな努力屋さんのトロン機械に、そろそろ名前をつけるべきだ。

むしろ、これまで名前がなかったのが申し訳ない。


どうしよう、どなたかいい案があったら教えてください。

最後は、ぼくが決めるけど。。


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