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Give&Takeはバランスが大事

相手と同じくらいの熱量でいること。
グループ活動をする上で、それがどれくらい難しいことなのかを痛感する
忘れられない出来事がある。

これは所属しているボイスドラマチームでの話。

結成当時から、私は他の活動もしていて
いわゆる掛け持ち状態でのチーム参加だった。
他のメンバーも同じく他の活動をしていたので
掛け持ちをすることに何の疑問もなかった。

そうして活動を続けていく中で
一人のメンバーがふと漏らした言葉を
私は忘れられない。

「みんなは他にやってることあるけど、私はこれだけだから
(活動に対しての)温度差感じてなんかモヤモヤする」

そのメンバーは他の活動をしておらず、
チームの活動に専念できる人だった。
専念してる人にとったら、掛け持ちしてる人は『片手間』で
やっつけ仕事のように見えたのかもしれない。

この言葉を言われたときに『あ、しまった・・』と思った。

「そんなことないよ」と言ったところで、
掛け持ちしている事実は変わらず
何の説得力も持たない。

『私はこんなに力を注いでいるのに、どうして・・』

相手が拗ねてしまう気持ちもわかる。
他にも気持ちを傾ける何かがあるメンバーに対して嫉妬するような気持ちも。

そんな気持ちになる相手が悪い?
それは違う。
そんな気持ちにさせている、私たちも悪い。

同じではなくても、相手を安心させる程度の
誠意という名の熱量が、私や他のメンバーには足りなかったということ。

ほんの少しの想像力と配慮で
相手の不安を和らげることはできたかもしれないし
何をどうしても相手には足りなかったかもしれない。
それは誰にも分からない。

ただそういう誠意を見せる努力さえ怠っていなかっただろうかと
自問自答はしていいと思った。
実際、当時の私は相手の優しさに甘えて
少し傲慢になっていたかもしれないと反省している。

これはグループ活動だけでなく、人間関係全体にいえること。
その昔、「愛されていることに胡坐をかいてるね」とたしなめられたことがある。
20代前半の小娘だった当時は理解できなかったが、今ならわかる。

相手の好意・厚意を搾取してはいけない。
いただいたら、誠心誠意きちんと返そう。
できるだけ、ね。


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#日々の徒然
#思い想うこと  

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