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奥沢Bar nasaに行ってみた

将棋を楽しめる地を求めて

 酷暑が若干和らいだ7月の日曜日の夕方、お酒を吞みながら将棋を楽しめるというツイートを見て、奥沢BAR nasaの将棋パーティーに参加しました。


音楽と将棋

 主催者の佐野さんや参加メンバーの多くの方は、ジャズの愛好家とのことでした。自ら演奏するほどの本格派ということを聞いて、「音楽音痴の私は場違いなのでは?!」と思ってしまいました。
 しかし、そんな心配は的外れで、お酒を呑みながら対局したり、将棋の話で盛り上がったりと、楽しいひと時を過ごすことができました。


酔い将棋

 ビールにハイボール、ワインと、いつものようにお酒を呑みながら将棋を指しました。

 1局目は振り駒で先手番になり、▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩と進みました。お相手の方と「これはもしかして…」と言いながら、相横歩取りの叩き合いになりました。

初戦から大乱戦になるとは 汗

 感想戦で、上の局面から飛車交換になる変化を検討していたところ、お相手の方が「ここで△2八歩と、羽生の頭脳に書いてあった!」とおっしゃいました。なんと、30年前の記憶が蘇ったそうです! 将棋は自転車と同じで、一度できるようになれば、長いブランクがあってもできるものですが、まさか30年前の棋書が思い出されるとは! 初戦から大興奮した対局でした。


 2局目も先手番になり、居飛車対三間飛車の対抗系になりました。

最終盤、勝負手連発!

 リードをしていると思っていた最終盤。△6六桂から△2五角と勝負手が飛んできました! 酔っ払っている頭で、「詰むや詰まざるや」を考えるのは目が回りました…


 3局目は後手番で四間飛車対居飛車の対抗系になりました。お相手の方は将棋ソフトを開発しているそうで、将棋ソフトのお話をいろいろ聞くことができました。対局中に▲9八香と上がられたので、「将棋ソフトって居飛車穴熊の評価値って高いんですか?」と聞いたところ「銀冠の方が良いと言いますね」とのこと。「それなのに穴熊を指すの?!」と笑ってしまいました。

ソフトのような手堅い差し回しにタジタジ

 上の局面で、「完敗だ」と思っていたのですが、将棋ソフト先生によると、ここから攻め合いに持ち込めば互角とのこと。まさに、「諦めたらそこで試合終了ですよ」ですね…


 4局目は先手番で居飛車対中飛車の対抗系になりました。この方も将棋ソフトを開発しているとのことでした。「将棋ソフトは振り飛車を『不利飛車』というのに中飛車なのか…」と、将棋ソフト開発の奥の深さ(?)を垣間見ることができました(笑)。

見たことのない局面で大長考

 上の局面が棋書に載っていないと思っていたので、何を指してよいか分からなかったのですが、将棋ソフト先生によると、▲4六銀と引き、▲3二銀を狙うのが最善手とのことでした。こういう手の広い局面で最善手を教えてくれる将棋ソフトがあるなんて、良い時代になりました。本当に、将棋ソフト先生様様です。


ジャズと将棋

 お客さんに「ジャズを趣味にするためには、何から始めればよいですか?」と聞いてみました。「ジャズが趣味」ってかっこいいですよね。「イケおじ」になるための近道ではないかと思っています(笑)。
 「音楽と将棋は考え方が近い」という話をお聞きしました。将棋に結び付けながらジャズを理解すれば、ジャズを楽しめるくらいの「ジャズ棋力」を持てるようになれますかね。


#将棋
#奥沢Bar_nasa
#ジャズ


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