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インタビューの前に、まずは通学路でキョロキョロしてみては?

ここには、前職の国際協力事業とまったく同じ構造があるのかもしれない

最近、探究学習に携わる機会を頂いて
特に「地域の課題発見」的な文脈でふと思った

話は少しさかのぼるが
私の大好きなムラのミライさん(旧ソムニードさん)の本を読んでいて、
なるほどと膝を打った瞬間があった

地域の課題を村の人や行政官にインタビューするのもいいけれど、
家を出てから、インタビューの会場までの光景の中に、
課題と思しきものは、なかったか?
気になるモノコトはなかったか?

確かそんな話だった気がしている

もしかすると(事実というよりもむしろ)
インタビュー相手の「思考」や「思い込み」のようなもの
を一生懸命聞く前に

まずは自分の五感で
課題の根っこにある事実(ファクト)を掴もう
(そのうえで、インタビューに臨もう)

という趣旨だったと理解した


地域の課題を本当に掴みたいなら
インタビュー以外の時間をどう過ごすか

つまり、
どれだけアンテナを立てて日常生活を送っているか
日常生活の中でどれだけちゃんと地域を「視て」いるか
肝はそこにあるのだ

自分自身の在り方を問われた感じがしてガツーーーンときた

別に偉そうに申し上げるつもりもないのだけれど
たまたま自分が知っていたということで高校生にもお伝えしたい

一生懸命インタビューを考えることももちろん大事だ

でも、誰かに地域の課題を聞く前に

自分の家を出てから学校に着くまでの通学路の光景の中に
地域の課題の根っこはなかったか?
なにか気になるモノコトはなかったか?

インタビューの前に
まずは通学路でキョロキョロすることからはじめてみないか?

探究学習の時間に机にかじりついて頭を捻ることよりも
毎日の通学の時にちょっとアンテナを立ててみる方が
地域の課題に近づけるかもよ

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