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フルマラソン完走は案外簡単!初心者にシンガポールマラソンをオススメする理由。


突然ですが、私はシンガポールでフルマラソンを3回ほど完走しています。


フルマラソン完走なんて信じられない、すごい!!なんて思っていただけるかもしれません (思っていただけた方、ありがとうございます!笑)
でもぶっちゃけ、シンガポールマラソン完走は案外簡単です。笑

私はフルマラソンを完走しましたが、もともと根っからの文化部出身で特に運動神経がよいわけでも鍛えているわけでもなく。
あと三日坊主な気質なので、事前の練習もよくて10回くらいしかしてません (しろよ)。

そんな私がフルマラソンを完走できた理由と、初心者にシンガポールマラソンをオススメする理由をお伝えします!

シンガポールマラソンとは?

シンガポールマラソンとは、Standard Charteredという銀行が毎年11-12月に開催するシンガポール最大級のマラソンイベントです。

https://www.singaporemarathon.com

シンガポールの代名詞とも言えるマリーナエリアを含むシンガポールの市街地コースを走ることができ、シンガポールという名前を冠するにふさわしい大会とも言えます。

レースカテゴリはフルマラソンだけでなく、ハーフマラソン、10km、5km、Ekiden (駅伝)、子供向けのKids Dash (600-900m)と豊富で、大人も子供も楽しめる大会になっています。

シンガポールマラソンがなぜ初心者にオススメなのか?

私がシンガポールマラソンを初心者にオススメする理由は大きく分けて4つあります。ここではシンガポールマラソンをオススメする理由を、私がシンガポールマラソンを完走できた理由にからめて紹介していきたいと思います。

(1) 長めの制限時間。

フルマラソンには制限時間がある場合が多く、これを過ぎると完走したと認められず悲しい思いをすることになります。一般的なフルマラソンは長くても7時間くらいが上限ですが、シンガポールマラソンの制限時間は7時間半
この制限時間はかなり長い方かと思います。

42.195kmを7時間半で完走するためには、平均時速約5.6km
30代の徒歩の平均速度が4.5km/時くらいなので、徒歩に毛が生えたくらいで完走することができます!笑
(下記参考: 2022年のデータをもとに歩行速度を調査/年代・地域別)

私のタイムも6時間ちょっとくらい (激遅)なので、半分走って半分歩いたくらいの感覚だと思います。笑

ですので、ある程度の体力とケガをしないようにするレベルの練習は必要かと思いますが、時間内の完走を目指すだけであればそこまでハードな練習は必要ないかと思います。
ぶっちゃけ個人的にはあまり練習しなかったですが、これぐらいのペースなら、当日のフルマラソンを走っているというアドレナリン全開の精神状態であれば気合いで完走できるかと思います (万人にはお勧めしませんが。笑)。

どうですか??
私もいけるんじゃない??って気持ちになっていただけたでしょうか?
(そうであれば私も大変ハッピーです!)

(2) アットホームな雰囲気。

シンガポールマラソンは参加者も多く初心者から上級者まで幅広く参加する大会なので、沿道の応援も多かったりと、かなりアットホームな雰囲気で走りやすいです。

私のような6時間超のポンコツ野郎でも、周りに走っている人はたくさんいましたし、沿道の一般の方のみならず給水所やエイドの人も応援してくれるので力をもらえますし、一人で走っているという孤独感は感じずに走りきることができました。初回は会社の人と走っていたのですが、私の方がペースが遅くて途中で置いて行かれても(笑)、楽しく走りきることができました。

あと、単純にシンガポール人はフレンドリーな人が多いので、それも雰囲気に影響しているのかもしれません。誰にでも親しみを込めて声をかけてくれるのは、私の完走を大きくサポートしてくれました (ありがとう!!)。

(3) 充実したサポート体制。

シンガポールマラソンはシンガポール最大級のマラソンイベントで協賛会社が多く、かつ銀行が開催しているのもあり (参加費が高いのもあるが)、サポート体制が充実しています。

給水や栄養補給のスポットが数多く設置されており、水やスポーツドリンクだけでなく、バナナやエナジージェルなど、充実した補給品がそろっています。

エイドステーション等で当地で有名なタイガーバームをもらって塗ることができ、これが疲れてパンパンの足に結構効きます。笑 別の大会でサ〇ンパスのスプレーをかけてもらったことがありますが、タイガーバームの方が断然効きました!! (回し者ではない)

※タイガーバームは上のノーマルタイプもいいですが、下記のアクティブ マッスルクーリングジェルがより効きました (Amazonでは未販売。笑)

レース中の写真も所々で撮影されていて、後でダウンロード可能です。

ゴール後には、メダルやフィニッシャーTシャツだけでなく、凍ったタオルに水やバナナ、ポテトチップスに氷菓子などがもらえ、両手いっぱいになって若干困るほどです。笑

余談ですが、シンガポールの別の大会に出た時は、サポートが少ないうえに、レースの終盤で給水タンクにトイレの手洗い場の水を入れているのを目撃してしまい、なんとなく給水しづらくなった記憶があります。。
そういう心配も、シンガポールマラソンにはありません!!笑

当日だけでなく、事前のバッグコレクション (走るためのビブやゼッケンを事前にもらうイベント)もマリーナベイサンズのショッピングモールのホールで開催されていて、フォトスポットがあったり、自分の名前がリストアップされたデコレーションがあったり、協賛会社の試供品がもらえたり、いろいろなマラソン関連グッズが買えたり、テンポの良い音楽が流れていたりとマラソン参加へのテンションが上がるような工夫がされています!

とにかくマンパワーがすごくて、手厚いサポート体制なので、初心者でも安心して参加できる大会だと言えます。

(4) 景色が最高!

これは言わずもがなですが、マリーナベイサンズやガーデン・バイ・ザ・ベイなど、シンガポールの名所が多数含まれるコースなので、これぞシンガポール!!という気分で楽しく走ることができます。普段人や車でいっぱいの高いビルが立ち並ぶオフィス街を縦横無尽に駆け巡ることもできるので、なかなか気分が上がります!私の働いていたオフィスはシンガポールの北の外れだったので、こんなとこで働けたらモチベーション上がるだろうなーと憧れの想いをもって走ってました。笑

これはシンガポール在住の方もそうですが、シンガポール外にお住みの方は特に観光気分が味わえるので、ぜひ観光がてらシンガポールに来て走ってみてはいかがでしょうか?

シンガポールの暑さは大丈夫?練習・本番の環境について。

でもシンガポールって暑いんでしょう?そんな中で練習とか本番で走れるの?って心配する方もいらっしゃるかもしれません。

シンガポールは確かに暑いです。
でも、日が出ていない朝晩はそこまで暑くないですし、シンガポールは一年中気温が安定しているので、日本のように朝晩であれば暑すぎたり寒すぎたりしないので、気候の変化に左右されず練習習慣を身に着けやすいという利点があります。最悪、シンガポールのコンドにお住みの方であれば、付属のジムで走れば大丈夫!

また、本番はまだ日が出ていない早朝なので、涼しい時間に走ることができます。走り始めてから2-3時間後に朝日も見られるので、景色が綺麗でテンションが上がります!!

ただ6時間超で走る方は、ゴール時には正午に近いのでクソ暑いです。とはいえ、結構終わりが見える時間帯で暑くなるので、そこまでの苦しさはないかと思います (水分補給はちゃんとしましょう)。
本当に暑いのを避けたいのであれば、練習してタイムを縮めましょう。笑

私がフルマラソンを初心者に強くオススメする理由。

私がなぜここまで初心者にフルマラソン挑戦を強くオススメするのか。
その理由は2つ。

1つ目は、身体の限界に挑戦できること。

あまり運動の経験がない私にとって、フルマラソンはまさに未知の体験
そして、マラソンの翌日の筋肉痛もまさに未知の体験でした。笑

全身痛すぎてベッドから降りるのに右か左どちらから降りればいいのかもわからないくらい、経験したことがないほどの痛み。練習もろくにせずにフルマラソンで体を痛めつけると人間ってここまですごい筋肉痛になるんや!と、身体的な経験としては人生トップレベルの経験として刻まれるくらいの筋肉痛で逆に感慨深く、 インドに行くよりは価値観が変わりそうな痛みでした (インドに行った経験もありますが。笑)

これが逆に癖になって、痛みのほとぼりが冷めたころには、次はいつ走ろう?という気分になったので、麻薬みたいなものかもしれません (謎) ちなみに2回目以降はここまでの痛みにはならなかったので、体も慣れるようです。笑

2つ目は、半端ない達成感

とはいえ誰もが挑戦できるわけではないフルマラソン。
フルマラソンを完走するという達成感は何事にも代えがたい経験です。特に初心者が自分の限界に挑戦して、それを乗り越えた経験は自分の中でも一生の宝物になるかと思います。
周囲にもフルマラソン完走しました!というだけで一目置かれたりしますし、会話が広がったりするので、社交的な観点でもおすすめです。

シンガポールマラソンに参加するには?

シンガポールマラソンに参加するには、オフィシャルサイトでエントリーが可能です。早めに登録すると、アーリーバード割引があり、お得に参加できます (SUPER EARLY BIRDならSGD29も安い!)。

https://www.singaporemarathon.com/

もともとSGD100超の高いイベントなので、お財布を守るためにも、そして早めに練習を開始するためにも、お早めのお申込みをオススメします。

ちなみに、概要でもさらっと触れましたが、0-12歳対象のKids Dash (6歳までは600m、7歳以上は900m) もあるので、ご家族で参加されるのもオススメです!0歳から参加できるので、だっこでもベビーカーでも何でもありの楽しいイベントで、もちろん参加者にはTシャツやメダルももらえます。うちも1歳の娘とともに参加する予定です!

その他、5km, 10km, ハーフマラソン, Ekiden (駅伝)とカテゴリも豊富なので、今年はフルマラソンの自信がないなーって人は短めの距離に挑戦したり、家族・同僚・友人と数人で駅伝に参加するのもよし!今年短い距離を走って自信がついたら、来年以降フルマラソンに挑戦してみましょう!!

最後に。

シンガポールマラソンは、初めてのフルマラソンに挑戦するのに理想的な大会だと思います。美しい街並みを見られるコース、充実したサポート、そしてフレンドリーな雰囲気の中で、最高のランニング体験が待っています。海外でフルマラソンに挑戦したという経験は、代えがたい宝物になると思います。

私も今年は産後1年半のタイミングで体力もまだ回復しきってないし、何ならコロナ渦も含めて太った分を戻しきれてないしで、実はエントリーするのをちょっと日和ってました。笑

でも、急に帰国になったらこれが最後のチャンスになってしまうし、時間に余裕のあるこの時期に体力づくりとダイエットを完結しとかないと、仕事復帰後に痛い目を見るし、ってことで、重い腰を上げてポチりました。笑
そして、今年は母親という立場で翌日あまり寝込めないので練習ちゃんとします。。

さあ、あなたも勇気を出してエントリーをポチって仲間 (という名の道連れ) になりましょう!

このブログ記事が、初めてのシンガポールマラソンに挑戦する皆さんの参考になれば幸いです。楽しく、安全に、そして最高の思い出を作りましょう!

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