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誰にも愛されない私へ

好きだよ、って言われて嫌いになりそうだった。

素敵な人に出会えたんだ。君とは違って大人で、余裕があって、落ち着いていて、女心がよく分かっている人。会社も設立して、定時上がりの君とは違って毎日遅くまでお仕事頑張ってて。とても尊敬できる人。好きになりたかった。

(告白ではなく)好きだよって言われて凄く嬉しかったし、舞い上がったけど、ふと翌日の夜冷静になると、色々思う所があって。私たちこんなに浅い関係なのに、好きだよ?貴方は私の何を知っているんだろう。どこをどう好きなのか。浅い感情で動いている、浅い人間?あれ?浅い人間かもしれない。浅い人間なんて嫌いだよ。君を思い出す。「結婚しようね」「ずっとだいすきだよ」そんな言葉を毎日かけてくれた君を。

こんな人間しかいないのだろうか。もしかして。
どうして好きと伝えてくれてるのに、こんな自分の事を好きだと言ってくれているのに、私は幻滅してしまうんだろうか。ごめんね。こんな私のことを好きと言ってくれる人なんていないのに、信じてあげられなくて。君の優しさを信用してあげられてなくて、ごめんね。でも君も悪いよ。


もうなにもしんじられないのかもしれない、人を。信じたいのにな。くやしい。全部お前たちが悪いよ。こうして責任を押し付けないと生きていけない私が悪いのにね、どう考えても私が悪いのにね。バカみたいだよな。

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