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ある朝の母と娘の一部始終

わたしの住む地域では、寒い時期になると雲海が有名で、今までほとんど行ったことないのに、急に行きたくなって、子供たちを誘ってみた。

「明日の朝、早起きして雲海見に行かへん?♪」

中2の息子、小5の娘にはあっけなく断られ、小2の娘だけが「・・・いいよ」と返事をしてくれた。
なんか間がなかった!?って思ったけど、一応行く約束をとりつけて、就寝。

翌朝5時にアラーム。
末娘を起こした。すると、「行かへん」
え!うそやろ!行く言うたやん。コンビニで好きな朝ごはん買お!

とっさに、もので釣ってしまった。
娘はコンビニ朝ごはんに釣られ、ごそごそと起きた。

ノリが良い末娘は、行くと決まればテンション高め。
寒いからもこもこに着込んで、いざ出発。

朝霧スポットまでは車で15分ほど。
朝の、澄んだ空気がとても気持ち良く、あぁ来てよかったと心から思える。

雲海は見れなかったけど、刻々と変化する空を眺める。隣に娘がいてよかったな。
ほぼ無理やりだけど、連れてきてよかった。

帰りに約束どおりコンビニへ。
そんなことで喜んでくれて嬉しいと思えた。

子供の成長は早く、親が置いていかれる感じ。
一緒に行こうってついてきてくれる時って、人生でほんの僅かなのかもなぁ。
子供の成長は嬉しいけど、少し寂しくもある。
いつまでも小さくはないんだよね。

また一緒にいきたいな。

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