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LGBTについて 

 LGBT。最近この言葉が盛んに使わ
れるようになってきました。
 このLGBTは、次の英単語の頭文字
を取って組み合わせた言葉です。
①Lesbian(レズビアン)
心の性が女性で、恋愛対象となるのも
女性
②Gay(ゲイ)
心の性が男性で、恋愛対象となるのも
男性
③Bisexual(バイセクシャル)
恋愛対象が女性にも男性にも向いている
④Transgander
(トランスジェンダー)
身体の性は男性でも心の性は女性、とい
うように、身体の性と心の性が一致しな
いため身体の性に違和感を持つ人。心の
性に沿って生きたい、と望む人が数多く
見られる
 以上、四つの言葉の頭文字を組み合わ
せた言葉で性的少数者、いわゆるセクシ
ャルマイノリティを表す言葉の一つとし
て使われる事があるようです。
 私は、LGBTについて大きな関心は
示していませんでしたが、新しい言葉や
世の中の大きな流れが感じられたので、
最近、注目するようになってきました。
 これらの言葉や言葉の組み合わせの順
番は、欧米の考え方から由来しているの
でしょう。私は、この言葉だけが一人歩
きしないかと懸念しています。また、こ
の言葉がクローズアップされる事で、よ
り女性と男性の間でギクシャクするので
はないかと心配しています。
 江戸時代の日本国。この時代は、学校
の歴史の学習の中では、士農工商という
身分制度があったとされています。私も
小学校時代にこの言葉を聞いて育ってき
ました。そして、この身分制度によって、
民衆が苦しい思いをしてきた、という認
識もありました。
 しかしながら、この認識は異なること
だと最近知るようになりました。
 武士が一番偉くて、商人が一番下。こ
れは、当時の時代背景や身分制度の中身
を十分に調べないとニュアンスが捉えに
くいと思います。
 まず、当時の武士は、兵糧を禄として
与えられて生活をしていました。つまり
大判や小判といった貨幣を与えられてい
なかったのです。その一方で武士は商人
からお金を借り入れて生活をしていまし
た。つまり、武士は権限をもっていたの
だけど、財力はなかったという事です。
 農民は百姓と言われることもあり百の
仕事ができる人々だと考えることもでき
ます。恐らく農業技術の改良によって、
生活はかなり豊かであったのではいかと
言われています。
 こう考えると、当時の身分制度は、財
力や権力、そして権威などが明確に分離
されていて、お互いの身分によって、そ
れぞれ役割を分担したのだと言い換える
事ができるのではないでしょうか?
 要するに、武士も農民も商人も職人も
皆平等で、差別も無かったと思われるの
です。
 江戸時代の日本国の身分制度を見直し
た時、そもそも日本には大きな差別がな
いので、男性や女性の明確な性の違いに
それ程大きな違いを求めていなかったと
考えられなくもないと思います。
 もちろん、女性と男性とでは、その能
力が大きく異なります。女性が得意とす
る分野、男性が得意とする分野。それぞ
れの得意分野をお互いが協力しあい、差
別することなく生活していくことが大切
だと私は思っています。もちろん、自分
の性について、心と身体のバランスが異
なる方たちに対しても同じです。
 どうか世の中がギクシャクしないで、
本来の日本が持つ良い国民性が持続され
ることを私は切に願います。

 

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