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読書感想文:八月の御所グラウンド

直木賞受賞作『八月の御所グラウンド』では、万城目ワールドが薄め‼️

いい意味で新鮮な万城目作品で、
『十二月の都大路を上下(カケ)る』
『八月の御所グラウンド』ともに良いお話でした。

『寒さ』厳しい京都の冬と
『暑さ』厳しい京都の夏を舞台に、
青春がほとばしります。


高校時代、
陸上部のマネージャーをしていて
野球王国と呼ばれる田舎で育ち
高校野球とオリックスを愛している上、
大学時代を京都で過ごした私にとって
在りし日の景色と重ね合わせた読書の時間でもありました。

特に表題作の『八月の御所グラウンド』は、『御所G×野球×それぞれの青春×戦争』がテーマ。

『あなたが今日生きている日は、誰かが生きたかった一日』。
そんな言葉も思い出しました。

そして、
男性にとってマドンナというものは、幾つになってもマドンナなのだな…と、
『たまひで』杯にかける教授達の熱い戦いにはクスッと笑いました。

それにしても、
万城目さんがようやく直木賞を受賞されて
本当に良かったです。

万城目さん、おめでとうございます。
ますますのご健筆をお祈り申し上げます。

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