[006]noteをはじめて知ったこと

noteをはじめて3か月ぐらい経つが、ユーザー思い(というか利用する層のニーズやストライクゾーンぴったし)の立て付けに感動しっぱなしだった。

日記や主義主張の表明、ライフハックから政策提言まで思い思いにとにかく綴られていて、そして、そのどれにも合致するようなシステムになっていて、使い勝手の自由度、振れ幅が大きくて喜ばしい限りである。

今後も学びと趣味、硬軟混淆、筆をとっていくつもりだが、この3か月でわかったことをメモがてら紹介しておきたい。



①毎日一度はnoteを意識するようになったこと

日記と呼ばれるものは好きだが、それが続かなかった原因に「ノートが重い」というものがあった。
ノートは持ち運びすると愛着が湧くものだし、筆跡などを見るのは好きだったりする。

しかしながら、ひとたび職場や自宅に現物を忘れてしまったら、いざ書く気がどーんと失せてしまうのだ。そして「今日の分は明日書こう…」となってしまう。
(そこからはご想像のとおり)

だったら、受験期に愛したルーズリーフにしてもよかったが、ノート感が出なかったために個人的には棄却。Wordやらいろんな電子媒体を試したが、日記感が出ずに長くは続かなかった。

そんな折に出会ったのがこの、noteだった。

そもそも、カッチリ考えすぎるきらいがあり、「日記=毎日」という固定概念のロックを外してくれたのは他の何でもない、noteのおかげと言えるが、毎日触れないように仕向けてくれたことが逆に良かった

毎日noteに触れていないことで、新しい発見や気づきに出会った際に、ひとまず書き留めておこうという気持ちが新鮮に、そしてすぐに湧いてくるようになったのだ。

下書きにたまっているのを、日にちが経ってから見ると少し違うなって思ったり、それそれ!そうだよ!って思ったり、それだけでも十分noteは楽しいツールになっている。



②語彙力は落ちても鍛え直せばすぐ戻ること

もとより言葉を知ること、覚えることは好きな一方、20代中盤で活字から離れて怠けていたこともあり、すぐに言葉や単語をあてはめられなくなっている自分に気づき、焦ることが多くなった。

とはいえ、書く作業を積み重ねていると、「もっと他の言い方あったよな…」と思い、この間辞書を開いたりすることもしばしばあった。

なるほど、18~19歳にあたる受験期がやはり知識の吸収には最適の年齢なわけだが、大学生や社会人での経験を伴った上での知識の吸収に加えて、言葉の解釈の仕方に多様さが出てくることを知った

そういった意味で言えば語彙力は鍛え直せば、素地があれば割とすぐに戻ってくるし、戻ってきたときには当時の語彙力とはまた異なったカラーや姿を見せて戻ってきてくれる。
なんというか、これまたひとつの、新しい出会いだった。



③「伝える」の難しさと大切さを実感したこと

語彙力はあっても、それは何のための能力なのかと言われれば、それは自分の考えを他人に伝えるため、ではないだろうか。
他人が言ったことを自分なりに解釈するため、というのもあるだろう。

他者、他学科、他部署、他分野、他領域、他地域………自分とは異なる属性を持つ人や組織に、自分が日常的に考えている何かを説明することは一般的に難しい。
それは自分と同じ素地、背景を持ち合わせていないからだが、noteはそういった人にも向けた説明をするための格好の場、いわゆる”練習試合”となっている。

そのため、聞きかじった専門用語や難解な言い回しを使ってしまいがちになるところをなるべく避けるよう心がけている。
なんなら、そういった要らぬ技術を振りかざしたところで、結局自分が伝えたいことの妨げになり、「伝える」目的が十二分に果たせないことがほとんどである。

また、伝え方によっては間違って解釈される恐れも否めない。その部分についても配慮しながら書くことももちろん必要になってくる。

伝えるテーマの温度にもよるが、難しさと大切さを念頭に置きながら書いて伝えることは、今後のためにも必要な技術の一つだと思っているし、それができる場所としてのnoteは、これからも継続して利用していこうと考えている。



④文字を紡ぐ行為がやっぱり好きだと知ったこと

ここまで読んでくれたみなさんはわかると思うが、私はとにかく文字を紡ぐことが好きであり、こんな気持ちにさせてくれたのは、まさにこのnoteだと思う。

日々思うことを書き留めておくことに始まり、文字を文章に、そして文章を著作物にと、いずれは形にして著したいと考えたりしている。
もう少し生活に余裕ができて、なのか、仕事の延長線上として、なのかはわからないが、挑戦してみたい。

来るべくして来た道か、はたまた神のいたずらか、物書きになりたい!(下記事参照)というかつての夢についてはなかなか諦めさせてくれないようだ。


文学部に入ることだけが物書きへの最短ルートだと思っていたのももう10年前。

キャリアの作り方も多様になり、びっくりするようなルートを踏んで社長になる人もいれば、政治家になる人、スポーツ選手に転身する人……ひと昔では考えられない経歴を持っている人がゴロゴロいる時代になった。

物書きとは一見離れた職業にいる自分でも、もしかしたら夢や妄想を実現させられるかもしれない。

noteは、そんなことを少しだけ夢見させてくれる素晴らしい相棒のようなものなのかもしれない。



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