見出し画像

「スマホの奴隷をやめたくて」レビュー。スマホなしの生活を想像できますか?

スマホ依存をやめたくて、関連するトピックの本や動画を探しはじめた。

そこで目に留まったのが、忍足みかんさんの

「スマホの奴隷をやめたくて」

である。

なんとも今の自分にぴったりの題名。

今の自分はスマホに「支配されている」=「奴隷になっている」感がある。

即購入して読んでみた。

スマホ以前を知っている世代の話。

ガラケーから始まり、その後スマホが導入され、周りに同調するためにスマホを購入、その後スマホ中毒になり、ガラケーに変更するまでの話が赤裸々に書かれている。

この赤裸々な話、文章力、本人の決断力や勇気に感動した。

私もこの本を読んでガラケーにしたくなった。

何でもかんでもSNSに投稿してるわけではないが、この本のタイトルのように、今の自分はスマホの奴隷みたいである。

依存や中毒から抜け出すには、中毒になってるものを目の前から取り除くのが1番だ。

今までいらないアプリを削除したりはしたが、つい必要になるとインストールしたり、スマホ自体が気になったりする。

スマホは既に日常生活での存在感が大きすぎて、切っても切れない関係になってしまった。

その依存や中毒をやめるには、スマホから脱却する、つまりガラケーにしてみるのが1番なのだとは思う。

ガラケーにした後の筆者の生活に心を打たれた。

手紙を書く。

DVDをお金を払って借りる。確かに良いコンテンツにお金を払うのは理にかなっている。

カメラを別に買って、現像する。

スマホが現れる前の生活を忘れてかけていたが、確かにこうやって生活していたのだと急に懐かしくなった。

子供の頃文通が大好きだった。

今でも家族の誕生日には手書きでカードを書いている。

たまにはそんな手書きの機会を増やしてもいいんじゃないか。

スマホのカメラは便利すぎて、すぐにパシャパシャ写真を撮ってしまうが、そこまで大量に写真を撮らずに、大事な瞬間だけ収めるのでいいのではないか。

そうは思うものの、なかなか昔に戻るのは難しい。

それをちゃんと実践している忍足さんはすごい。

自分はここまでできる自信はない。

でも「スマホなしの生活」と聞いて憧れる。

その後も、スマホからガラケーにした人の素晴らしい体験談を、もっと聞くことになる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?