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はっくしょん クソくらえ 沖縄

くしゃみをした後、言葉を付け足す人っていませんか?
メジャー路線でいくと「ちくしょー」かな。

沖縄では「クスケー」と続けます。
クスケーとは、クソくらえという意味。
あまり品の良い言葉ではありませんが。

くしゃみをすると魂が抜けると考えられていて、抜けた魂を奪いに来る悪霊を追い払うために、わざと汚い言葉を使うのだとか。

NHKの連ドラちゅらさん効果で「なんくるないさー」は全国的に知られていますが「クスケー」はなかなかレア。

直に言われたのは数えるほど。
なかなか聞けません。

沖縄の友だちは50代が多いのですが、複数で話しているとちらほら聞き慣れない方言が出てきます。

介護施設で働いている面々は結構現役で話せるそうですが、相手が方言を話さない時は出てこないもんらしいです。
年配の方や、方言で話す方だと自然と出てくるそうです。

聞かない・話さないと忘れていくらしいので、筋トレ同様、続けることが大切と言っていました。

話しをクスケーに戻しますが、「くしゃみをすると魂が抜ける」という考え方は沖縄だけでなく日本各地に存在しているようです。

英語ではくしゃみした人に「bless you」と声をかけるそうです。
「神のご加護を」という意味らしいのですが。
「クソくらえ」と「神のご加護を」、一見対極にある言葉に聞こえますが、どちらも気持ちは同じ。
相手を思いやる気持ちから発せられています。

秋の気配を感じる今日この頃。
ブタクサなどのアレルギー反応でくしゃみする時期が始まりそうです。

はっくしょん「クスケー」で心身共に健康に。




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