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いつの世までも四の五の言うな?

トップ画の美しい織物は、沖縄伝統工芸品  八重山ミンサーです。

特徴は左側5つ、右側4つの絣。
女性が男性にこの模様の帯を織って渡したことが始まりなのだそうです。
「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・」という思いが込められています。

私はこのエピソードを気に入り、陶芸体験で平皿を作った時に同じような模様をつけました。
いつの世までも末永く……
我ながら満足する出来栄えだったのですが、横で友人がじっと平皿を見て「なんで4と5なの?」と聞きます。

友人は首都圏生まれですが、何年も沖縄に住んでいるので、知ってるでしょ??と思いつつ「八重山ミンサーの柄だよ。模様の意味が気に入ってるから」と答えました。

どうやら八重山ミンサーの模様に込められた意味を知らなかったようで、少々間を置いた後に「………四の五の言うな……?」と答えをひねり出しました。

思わず「そうくるか!」と大爆笑です。

出会った頃は「いつの世までも末永く」だったふたりも時が流れると「四の五の言うな」となるかもしれませんね。

八重山ミンサーを見るたびに「いつの世までも末永く」と思い出し、追いかけるように「四の五の言うな」という言葉が出てきます。

日本語だからこそ生まれた言葉遊びです。
どちらもいい味出してます。

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