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響き渡る平手打ちの音 マカピーな日々#0334

マカピーです。

スイスを家族で旅をしていた時の事で場所は登山列車の駅構内。

ドームの駅舎にはパラパラと人々が行き交っていました。

そこに日差しの強い戸外から若いカップルが何か話しながら入ってきたのをマカピーは家族と共にいながら目の端で見ていたのでした。

すると、突然女性が男性の頬を「パッチーン」と見事に平手打ちしたのでした。

一瞬、その場の時が止まったようでした。

でもすぐに周囲の人々は平静をよそおって今までの行動をつづけるのでした。

そして、平手パッチンの彼女はチケットを購入して列車に乗り込み、男性は何もなかったかのようにきびすを返して先ほど来た道を戻って行きました。

当事者ではないマカピーにその二人の関係や状況がわかるわけではありませんが、想像するにあの男性が別れ話を切り出したので平手パッチンになったのかな?

マカピーは、直ぐに隣のマカピーの奥さんに尋ねました。

マ:「今の見た?」

奥:「見た見た。いい音だったねー。スカッとしたわ」

マ:「え? そっちかい? 原因は何だったんだろうね?」

奥:「そんなことわかるわけないじゃん。でもさっぱりしていて良かったと思うよ。ギャーギャー言わず、無言というのも良かったね」

まるで映画のような世界が目の前に繰り広げられたのですが、鮮やかなその平手打ちの音響は、いまでも鮮やかにマカピーの鼓膜に反響しているのでした。

思い出すと当時はマカピーが乳飲み子を背負って、更に二人のチビ助がチョコマカ走り回っていた頃です。

いつ泣き出すか分からない子供を連れての旅となると、外食はなるべくしないスタイルでの旅でした。

たまに行く店も、子どもが許容されるのがKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)とマック、それから中華料理店とイタリアン料理屋程度だったのです。

オーストラリアでのレンタカーを使っての旅行では食料品を積み込んでモーテルを次々に泊まり歩いていたので外食は極力少なかったですね。

子供連れでお酒が飲めるようなレストランに入れるようになったのは彼らが中学生くらいになってからでした。

日本やバンコクの居酒屋でも幼児同伴可能な店が増えました。それは家に子供を置いてくることが出来ないからでしょう。

マカピーはそれが新しいスタイルなのかなと思う一方で、酒の席で親たちがワイワイやっても子どもたちはおもしろくないでしょうね。じっとしているなんてできなくなるから眠ってしまわない限り、そりゃあ暴れたくもなります。

海外で暮らしているころ、マカピーの家には沢山の人が出入りして「飲み会」をしていました。

気安く飲みに行けないお国柄という事情もあり我が家での「家飲み」でした。

更に深夜の帰宅は危険なので、来てもらった人にそのままお泊りしてもらう事も多かったです。

子どもたちは、夕食を早めに摂らされて二階の自分の部屋に行くように言われると「また、エンカイ(宴会)?」と言葉を覚えるほどでした。

彼らは、自分の食器を片付けると食後もビデオを観たりレゴで遊んだり自分たちの部屋に戻って行きました。

このパターンは友達の家族が来ても同じで、子どもたちは子どもたちでご飯を食べて片付け部屋に戻るので、問題が起これは教えてくれました。

奥:「君たちの友達が来たら私たちもキミたちの邪魔をしないつもりよ」

子どもたちだけでなく、家庭を持つことでマカピーは奥さんに沢山の事を教わりました。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。子育てってやってみるといろいろ分かるよね。





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