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甘すぎるぜ!マカピーな日々#0943

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいます。
どうして、こうも甘くするのでしょうかね?

マカピーはぜいたくを言っているわけではないと思うんです。

例えば、寿司を食べるのに「マヨネーズ」を付けなくてもいいし、無理して甘ーいタレを付けなくても、新鮮でうまいネタがあれば生醤油とワサビでさっぱりと食べたいんです。


ヤシにもいろいろ種類がありますね!

これまで経験がなかったのに生のコーヒーを買ってきて自家焙煎に挑戦したのは、「3in 1」などという顆粒コーヒーにミルクパウダーと砂糖が入っているものが主流のサバ州(おそらく半島マレーシアも同じかと思うけど)の状況が許せなかったからです。

1980年代にクアラルンプールの高級ホテルのラウンジでコーヒーを頼むとメニューにあるトップが「ネスカフェ」ってあったんです!

しかもどのコーヒーよりも一番高い!

これって冗談じゃなくて、本当の話だったんですよ!
そんな時代だったんですね。


なんだか、「幸せだなあ」っていう雰囲気です。

時が流れて、コタキナバルの「スタバ」に入ったんです。

日本でもたまにしか入らないのですが、サバに来てビジネスランチの後で利用しました。

3名の全員の名前を書かれた大きな紙コップ?でモカを頼んだのですが、しきりと「おすすめ」の新商品のミント味を勧められそれにしたのです。

ついでに、言われるままポイントカードまで作ってしまいました。(ちなみに日本でも共通に使えるわけではありません。念のため)


これがサバで渡されたポイントカード

ホイップ・クリームをシュワーッとかけて、何やらパラパラとトッピングされた「コーヒー・フロート」状のものは、もはやコーヒーではなく異次元の飲み物となっていました。

一緒にいた女性二人は別の新商品を口にしていたのですが、「ふつうに美味しい」との事でした。

マカピーは「なんだか、ボクが飲んだことのない不思議な飲み物だよ」と言うと彼女らは笑っていました。


犬の食べ残しの餌に群がる鳥たち

で、それから1週間ほどして、別もショッピングモールのスタバを訪れる事になったので、「モカ。クリームも砂糖も無しのブラックでね」と頼みました。

支払いの際に、先日作ったポイントカードがまだアクティベーション(有効化)していなかったのですが、「使えるかしら?」を見せると、スタッフがチェックしてくれました。

「ハイ、大丈夫です。これがサービスです」と頼んだコーヒーと一緒に甘ーいチョコレート・エクレアをくれたんです。

まあ、苦いコーヒーには少しくらい甘いケーキもいいかなあ、ってコーヒーに口を付けたとたんに、吹き出しそうになりました。


自家焙煎の試行錯誤は続くのでした

一緒にいたハナさんが、けげんそうな顔でのぞき込むので

マカピー:「おかしいぞ、クリームも砂糖もしっかり入っているんだ!さっきボクはブラックって頼んだよね?」
ハナ:「うん、頼んでたわ(笑) ダメなのよ。きっとマカピーの注文は彼らのメンタリティが許さないのでこうなっちゃうのよ」
マカピー:「じゃあ、注文なんか取らなくていいじゃん?!」
ハナさんは笑うばかりでした。

スタバで甘いものばかり口にして、少し気分が落ち込んだので家に戻ってきてから、自分で焙煎したコーヒーを飲むことにしました。

ハナさんは「またコーヒー飲むの?」と尋ねるので、マカピーは「くちなおしだよ」と答えたのでした。


新聞紙に包まれたローカルワイン(米の酒なんだけどこれも甘い)さすがに蒸留酒は甘くないです

もう一人の居候(いそうろう)のタッキーにも一杯おすそ分けすると彼が「マカピーさんのコーヒーは、だんだん旨くなってきますね!」と泣かせることを言ってくれるのでした。

そこで、スタバで甘いコーヒーに遭った話をすると「それって、ボクも痛いほど感じていた事なんです。ともかくサバのコーヒーはどこでも甘くて、普通のブラックコーヒーが飲みたくなっていたところにマカピーさんが自家焙煎やってくれたんで助かってるんです」と言うのでした。

そのタッキーも明後日にフィリピン経由で日本に帰国が決まっています。


似て非なる寿司屋さん

タッキーから「みんなで記念撮影しましょう」と言われた時、全員シャワーをした後のリラックスした服装で短パン、Tシャツというラフな格好で「ええ、もっと早く言ってよ。着替えてたのに」とブーイングがおこりました。

「そのほうが普段の様子ですから、着替えてこないでください」とタッキーがいうのに、年頃?のマリンだけはヘシャブ(頭部を覆う布。マレーシアではトドンっていいます)を取りに自室に戻ってきました。

撮影の後でタッキーが「いつもマカピーさんのコーヒーを楽しみにしていたんです。それがここを去ると飲めなくなるのが残念です」というでマカピーも「もっと腕をあげて、次に会うときはびっくりするくらいうまいコーヒーになってると思うよ!」

と言い、二人で笑いあったのでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。タッキーの門出はコーヒーで乾杯





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