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ソウケイの帰国 マカピーな日々#0833

マカピーです。
シンガポールの空港でソウケイ君と出会ったのでした。

COVID-19の影響で閉じていた、成田=KK間の直行便がうまくすれば10月に再開されるそうです。

さて、マカピーの旅程でコタキナバル(KK)からの帰国に際しては、シンガポール経由となりAir Asia便でたどり着いたチャンギー空港は、前回経由した5年ほど前よりもターミナル数4つに増えパワーアップしていたように感じました。

更に第3ターミナルはMRTという地下鉄に連絡していて、現地通貨を換金することなく、日本の銀行カード(デビット)でタクシーも食事の支払いも利用できたのでとても楽でした!

https://note.com/macapy/n/n9ef541e1a206

で、約束した人と会ったり植物園をMRTを利用していろいろな駅があるのを眺めながら空港に戻りました。

マカピーのフライトは翌朝1:10というもので相当時間があるので、チェックインを済ませると、その階上にあるインド料理をたべました。
いろいろな味が楽しめるから「ターリー」があるか尋ねると、勧められたのが12ドルのセット(写真)で、抜群に美味しかったです!

もちろん、手を洗って右手でパクついたのです!マンゴラッシーも美味しかったなあ。マカピーは宣伝するのは苦手ですが、一押しです(笑)

このお店!

さて、お腹がいっぱいになったのでゲートで待機することにしました。
もちろんその前に出国手続きがあります。

パスポートコントロールの列に並ぶとマカピーの背後に日本語を話す母子の姿がありました。

母:「いいわね、あそこを抜けたら表示に従ってゲートに向かうのよ!」
息子:「うん、わかった。じゃあね」
母:「本当に大丈夫かしら、、、分からなかったら人に尋ねるのよ。いい?」
息子:「大丈夫!」

シャキシャキした母親の声とは裏腹に、不安でか細い声の中学生という感じでした。

最初の関門はパスポートの自動読み取り機、そしてマスクを取っての顔認証でしたが、先ほどの息子君は見事にそこで引っ掛かり「あれ、、、、どうしたのかな?」とうろうろ始めたのでした。

マカピーは通過していましたが息子君の様子を見かねて声を掛けました。

「いいかい、落ち着いてパスポートの写真ページを機械に入れて待つんだよ!」「・・・あ、できた」「じゃあ次、マスクを取ってカメラ画面の表示を見るんだ」「・・・ハイ、できました。ありがとうございました」と丁寧に礼を言ったのです。

ところが息子君、最後の係官によるボーディングパス(搭乗券)とパスポートの本人確認の列を無視して抜けようとして、別の係官に呼び止められて列に戻されてしまったんです。

マカピー:「もう一つチェックがあるんだよ」
息子君:「そうだったんですね。ボク時間がないから焦っちゃって」

そろそろ搭乗が始まるので息子君は急いでいるようだったのですが、このままではこちらも不安なので「ワタシは真夜中のフライトで時間があるから、ゲートまで一緒についてゆこう」という事にしました。

動く歩道に乗りながら「ボク、大林ソウケイ(仮名)って言います。おじさんの名前は何ですか?」と言われ慌ててマカピーの自己紹介をしました。

マカピー:「ソウケイってかっこいい名前だね!」
ソウケイ:「漢字はですね、大きな林に想像のソウそれからケイの説明が難しいんです」とパスポートのサインを見せてくれました。

マカピー:「さっき見送りに来てくれたのはお母さん?」
ソウケイ:「はい、お母さんは仕事をしていて忙しいから、ボクの4週間の日本へ行っている間の最後の1週間日本に来て一緒に過ごすんです」

マカピー:「ソウセイはこちらの日本人学校に通っているの?」
ソウケイ:「そうです。生れたのもシンガポールです。コロナがあったんで今回3年ぶりの日本なんですけど、一人で旅行するのは初めてで迷っちゃいました」
マカピー:「じゃあ、成田空港には誰かが迎えに来てくれているの?」
ソウケイ:「おばあちゃん。一緒に東京のおばあちゃんの家に行きます」
マカピー:「おばあちゃんもきっとソウケイが来るのを楽しみに待ってるだろうね」

ようやく、マカピー達がゲートにつくと既に待合室への案内が開始されていました。搭乗時間まで30分以上あるのでソウセイは夕食を食べるというのでベンチに行き座ることにしました。

ソウケイ:「さっき食べかけのうどんを食べちゃいますね」
マカピー:「ああ、その手で持っていたプラスチック袋の中身はうどんだったんだ」

ソウケイはスープに浮かぶもやしと短くなったうどんを箸で食べだし話しかけてきました。

ソウケイ:「マカピーさんは出張で来たんですか?」
マカピー:「そうだね。でもシンガポールじゃなくてマレーシアのコタキナバルなんだ。そこからの帰国途中にシンガポールへ来たんだ」
ソウケイ:「マカピーさんの仕事っておもしろいですか?」

お、それまでの会話から、いきなり鋭い質問に切り替わりました。
マカピー:「まだ、始まったばかりだけど面白いよ」
ソウケイ:「・・・いいですね。ボクにはまだ仕事についてどう考えたらいいのか良く分かりません」
と、プラスチック容器のうどんの汁を見つめながら言うのでした。

さてと、そろそろ搭乗時間が迫ってきました。
マカピー:「じゃあ、元気で。またどこかで会おう」
ソウケイ:「そ、そうですね。いろいろありがとうございました」
マカピー:「握手しよう。Good Luck!」
ソウケイ:「はい。サヨウナラ」

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。君の人生はこれからだ!







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