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選挙違反逮捕拘留 マカピーの日々 ♯1506

マカピーです。
東京都知事選挙も後半となりますます面白さが増してきましたね!

マカピーは現在マレーシアのサバ州にいますが、埼玉県北東部に住所があり残念ながら東京都知事選挙に投票できません。

そう言えば東京で最初住んだ狛江市の住人になって二十歳になり初めて選挙の投票をしました。

その後世田谷区民になったのは短い間で選挙はありませんでした。


仔犬の写真を撮っていたら親犬たちに囲まれていた!

さらに神奈川県愛甲郡清川村という神奈川県唯一の村に住んだ頃も選挙があったのですが、転入して間もなかったので投票する事ができませんでした。

その村の選挙は選挙前に投票数が全てわかるという恐ろしいところでマカピーの浮動票が欲しかったら「現ナマ」攻勢があったかも(笑)

その後は海外生活が長くなりしばらくは投票から縁遠くなっていたのは、海外で日本の国政選挙の投票が出来なかったからです。

それを友達たちと一緒になって署名運動に加わり、ようやく在外選挙人登録制度が実施されたのでした。

海外在住で住民票を抜いていても、在外選挙人登録が住んでいれば海外でも国会議員選挙の投票は出来ます。

あくまでもそれまでいた自治体を地盤とした選挙制度に従う事になりますが、在外公館を通じて申請しても自治体からの在外選挙人証が送られてくるのに時間がかかるので早めに準備しておかないと間に合わないことになりますから、海外にお住いの際はお忘れなく!


この花も芳香があります

さて、話は出身県の群馬での事です。

マカピーはれっきとした群馬県人だと思っているのは、そこで17歳まですごしたからです。

もっとも高校を卒業して東京に出てからは長期間群馬で過ごすことはなくなっていますけど。

それはマカピーが農家の次男だったことから、将来の跡取り息子は長男と決まっていたのが当時の習慣だったからでした。

そんな事にも疑問を持たずに田舎で群馬県人として人間形成ができちゃったのです。

マカピーは祖父母、父母そして3人の男兄弟の真ん中で養蚕農家、後に養鶏農家の手伝いをしながら学校に通っていましたが、それもその村では普通の事でした。

そうした事に何の疑問も持たずに成長していたのです。

また群馬でも東京と同じ放送が見られたのですが、テレビは巨人戦しか放送しないので「巨人ファン」となり、我が家はごく普通に「自民党」を支持していたのは自然な流れでした!


鳥の巣が落ちていてその周囲にキノコが生えてました

ご存知の方も多いと思いますが、福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫といった総理大臣を誕生させていた自民党有利な農村地帯だったと言えます。

特にマカピーの祖父は県議会議員選挙の選挙対策委員長などをやっていたこともあり、今に「上善如水」という書が飾られていたのでよく見ると「赳夫(福田赳夫)」と落款がありこの書が祖父宛のものであることがわかったのはマカピーが成人してからでした。

その祖父からマカピーが「選挙違反で一週間ほど拘留された」話を聞いたのは中学生になった頃かと思います。

彼は黙秘を続け釈放されたという事でしたが、「看守からタバコをもらって吸っていた」話ばかりで、一体何の容疑だったのか聞かなかったように思います。

彼自身はマカピーが生まれた年に、村長選に打って出て負けてしまった我が家は金を使い果たし困窮し、数年間は農閑期に祖父と父が出稼ぎする羽目になったのでした。

その原因となった選挙は、祖父しか立候補者がおらず無投票だと思いきや、締め切り直前に突然彼の支持者の一人が立候補したので急遽選挙運動が展開されることになり消耗戦が繰り広げられたそうです。

マカピーがここで言う消耗戦とは「饗応合戦」の事です。

戦後になっても「選挙はお祭り」であり「おふるまい」的習慣が色濃く残っていてたのです。

仮にそれが出来ない候補者は村長の「人徳なし」と言う評価になってしまうのでした。

連日のように炊き出しがあり、両陣営の家の饗応に行っては飲み食いする住民がいたのだと思います。

決して「政策」がどうのとか「民主主義」云々とは別の世界だったのです。


一本しかなかった洗濯紐を三本にしてみました!

マカピーは後年カンボジアの選挙改革支援の仕事で国家選挙委員会本部で働くことになるのですが、地方レベルではマカピーが祖父から聞いた話そのものが展開されている状況でした。

そうなんです、冗談でなくまともな選挙が展開できている国って案外少ないんですよ!(笑)

僅差でダークホースに負けてしまった祖父は、村長となった対立候補が任期を全うしないで病死してしまっても、村長を目指すことはなく村議会議長を長く続け村の発展に貢献したとマカピーは考えています。

祖父は、自分の経験からも選挙対策の裏方をやる事が多くなって「拘留」されることになったようです。

時代的におそらく祖父も「現ナマ」を手に采配を振るった事があるかも知れないと思いながら今回の東京都知事選挙をマレーシアから眺めています。

政党からの支援を受けている候補の強みはその資金的背景がある訳ですが、当然その金に手を付ける事は、首長となった際の自分の首を絞める事にもなりかねません。

そんな中で地方自治体の首長を経験しただけで、世襲議員でもない、政党の支援も受けないでボランティアを5000人以上擁し、2億円以上の個人の献金を活動資金として集め選挙活動をすすめる候補者もいることに注目しています。

もしかして、この国の政治が変わるキッカケがここにあるのかも知れないって思えるとなんだかうれしくなります。

ずーっと変わらなかった世の中が、ここにきて本当の政治家が現れる事で「カッコいい大人」が沢山いる日本に変えるんじゃないか!?


ブーゲンビリアはマレー語で「ブンガクルタス(紙の花)」

もしそうなったら、マカピーの祖父もその後町議会議員をやった父と一緒にあっちの世界から「ほー、やっと正々堂々とまともな政治が出来るようになったか。そりゃ良かった」と喜んでいるような気がするんです。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。もっと父や祖父と話がしたかったなあ

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