卵が無い! マカピーの日々 #1269
マカピーです。
新鮮な魚介類を探しています。
海の近くに住んでいても、必ずしも魚介類に恵まれるわけではありません。
漁港があればいいですが誰もが簡単に行けません。
日本各地を考えても同じですね。
魚市場や道の駅に鮮魚が卸されていればラッキーですよね。
でも殆どの人は、近所の魚屋さんやスーパーマーケットを利用していますよね。
最近は魚屋さんも見かけなくなりました!
マレイシアでも状況は似たようなものです。
ハマナス1号店近くにも市場の一角に魚屋?というか売り手が3人ほどいて、そこから買う事もあります。
でもお店で料理として出すには新鮮さに欠ける気がするんです。
そこで昨日は足を伸ばし漁港を訪ねる事にしました。
イヤ、これが思ったよりも僻地で道路もボロボロな上に一時間もかけて辿りついた場所は小さな桟橋がある漁港でした。
そこには一応リゾートと紹介された水上家屋もあり、時々釣りのツアー客が泊まるとの事でした。
更に係留されている屋根付きFRP船をチャーターすると一日五万円くらいすると聞いてビックリしました。
そこでは近隣からの魚介類を買い付けて町に売るビジネスもしていたので、カゴに幾杯も計量されていたワタリガニがあったのです。
マカピーはこのカニの味が好きですがなにせ中身が少ないので敬遠気味でした。
ところが沢山のメスカニが卵を抱えているのを見て、これは美味そうだと買って帰ることになりました。
い以前香港で食べた上海毛蟹も断然メスが美味しかったので、期待出来そうです
それを計量しているところに、隣村の名前が書かれた一隻のボートが到着したんです。
ここで手に入るのがカニだけじゃ面白くないって思っていたところだったので、いいタイミングでした。
3つカゴにいろんな種類の魚が入っていてマカピー達は、ボラに似た魚を買う事にしました。
売りに来た漁師の年配女性は、11月になると天然のエビやイカが収穫時期になると言ってました。
それを聞いたハナさんは、嬉しそうに是非また来るからと言ってました。
マカピーはこれほど遠いのだったら卸先から買った方が効率が良いかもって考えるのでした(笑)
この漁港を去って更に別の村に立ち寄ったのは、エビの養殖池があったからです。
そこで池からすくい上げたエビ10キロを1号店に持ち込みました。
後でシェフがどういう小分けに冷凍させるかは任せる事にしました。
ただ新鮮なワタリガニはトムヤムシーフードにして皆んなでお店で食べようとなりました。
3キロ分のワタリガニを一気にスープにしたので3つ鍋になりました。
これをまかないメシで皆んなで食べるには量が多すぎます。
ハナさんは店の二組のお客様におすそ分けすることにしました。
彼らは思わぬ料理に喜んでくれました。
それから、ハマナス1号店が改装当初からあれこれ邪魔を繰り返してきた、お隣の店のジャマルとそのお客さんにもスープを持って行きました。
プルチュマ(特別なおまけ)です、試してください!
え、どうして?とジャマル。
サダカ(お振舞い)です、とマカピーもニッコリ。
何とジャマルは食事に戻ったマカピー達のテーブルに来て、盛大な感謝の意を伝えたのでした。
それに笑顔答えたハナさんが、シェフのバスリに尋ねたのでした。
どうしてカニに卵が付いてないの?
それが食べたくてメスカニばかり選んで来たのよ!
バスリは、彼自身がカニの卵が嫌いなんで卵を全部取り除いて料理したんだって。
オーマイガー、楽しみだった卵がないの?
マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します。最初にちゃんと伝えるべきでした。
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