時の流れも人それぞれ マカピーの日々 #1330
マカピーです。
古い腕時計を見つけたので使う事にしました!
歳末の東京銀座に出かけた際に、オメガ店舗前に長い行列が出来て外国人が目立ちました。
歳末大売出しだったのかな?
自宅に帰って、机の中に古いオメガの時計があるのを思い出しました。
修理を繰り返していたので果たして動くのか分かりません。
リューズをカリカリ巻くと動き始めました、、、ウン、なんとか使えそう。
この時計は学生の頃、後輩が質屋のバイトをしていて「マカピーさん、面白い時計があるから買いませんか?5千円でいいです」と見せてくれたものでした。
オメガのシーマスターですが、手巻きで防水も期待できない代物でしたが彼が面白いといったのはその文字盤でした。
数字が漢字表記だったのです。
しかも画数の非常に多い漢字を使っているのでした。
当時マカピーはなけなしの金を払って気に入ったオメガ時計を買い求めました。
そうすると彼は「じゃあ、これをオマケに付けますね」と古い浅草六区の印半纏(はんてん)もくれました。
手巻きですから、毎日決まった時間にリューズを巻きます。
クオーツではないですから、一日に1分ほど時間が進んでしまいます。
時計は長らく腕に付けていると水蒸気が文字盤について、見えづらくなることがあり分解掃除を幾度か繰り返したのですが防水が効かないせいか改善されることはありませんでした。
さらに文字盤の黄ばみを取ってもらおうとしたら表面を傷付けられてしまい、いつしか日付も4日から変わらなくなってしまいました。
カシオの時計を使ったり、スマートウオッチを使ったり、兄から貰った退職祝いのシチズン時計をしたりしました。
スマートウオッチが壊れるとしばらく腕時計無しの生活が続いたのはスマホで時刻を知る事は足りたからです。
ところが、日本に来てオメガに再会すると使ってみようという気になりました。
そんなに正確じゃなくてもいいじゃない!
自分の思い出の時計と一緒にいられるのが面白いかもね!
ベトナムでつけた革ベルトのバンド通しが無くなっていたのでゴム紐で代用して使ってます。
ネパールで子供の友達の父親が面白い時計をしているのに気付いて尋ねたことがありました。
彼はインド人で国際機関に勤めていた学者だったのですが「この時計ですか?実は父の形見なのです」と教えてくれました。
もちろん普通の時計も持っているのですが、彼の父が亡くなるまで使っていた時計がどうしても捨てられずに自分が引き継ぐことにしたというのです。
その時計の金属ベルトは武骨な針金で本体とつないでいたのでした。
地球上で1日24時間365日誰にも平等に時が流れているというのは本当でしょうか?
マカピーには人それぞれに時間の流れが違うように思うのです。
そして人生に寄り添う時計がどんな形をしていても、それぞれが「これがいいなあ」って思うものを身に付けられればそれが一番幸せだと思います。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。おっと4分も進んでるぞ!
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