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なんと偶然その日だった! マカピーな日々#0905

マカピーです。サバ滞在中です。
今日コタキナバルでエヌさんの娘さんとその旦那さんに会いました。

今朝は家でハジさんたちと話し込んでいたら危うく12時のエヌ娘さんとの待ち合わせに遅れそうになり、着替えして慌てて家を飛び出したのですが背後でハジさんの声が追いかけて来ました。

「そんなに急がなくても大丈夫だよ。ここは時間がゆったり流れているんだから!」


ピンク色のヘラコニア。フラミンゴみたい

それでも、マカピーは「初めて会う人を待たせるなんてマズイ」と思い汗をかかない程度の小走りで約束のレストランに向かいました。

距離にして700mほどの近距離だったので助かりました!

3分ほど遅れてレストランに入り、客を見渡すとそれらしき人がいません。

店員には「もう一人来るから」とテーブルを確保して座ったところで、中年手前と思われるカップルが入ってきました。

女性の方がつかつかとやってきて「カマピーさん?」と尋ねるので「はい、マカピーです」というと「失礼しました。マカピーさんですね!初めましてエヌです」と自己紹介し、同伴の男性を「連れ合いのオキです」と紹介してくれました。

おお、ご夫妻で会いに来てくれたんだ!


水路をのぞき込むサギ

エヌ娘:「先日電話でどんなことされているか伺いましたが、その後如何ですか?」
マカピー:「ハイ、おかげさまで来週はこちらの会社の方との地方出張することになるなど話が進展がしています」
エヌ娘:「それは良かったですね。奥様が心配されていたと伺っていましたから」
マカピー:「ハハハハ(ドキッ 汗)」

オキさんも話に加わって来たのは、彼はマカピーと会話ができるかどうか値踏みしていた様でした(彼は1年間日本に住んでいたこともあり、日本人の会話能力について知っていたからでしょう)

よもやま話をしながら、打ち解けてくるとオキさんも10歳から寄宿学校に入り、英国の大学・大学院を卒業している経歴していました。しかもマカピー息子の一人と同じ同窓生でもあったのです。

ありゃりゃ、そんな事ってあるんだ!


お、こんなところで潜むゴイサギ?

食事を終えて、そろそろお別れかと思ったらエヌ娘さんから「マカピーさんこれから何か予定が入ってますか?」と聞かれたので「特にありませんが、どうしてですか?」と答えると場所を移してもう少し話ましょうという事になったのです。

聞けばヨットクラブだというので「ストラ・ハーバーですか?」と聞くと空港近くのタンジュンアルだだというのです。

おお、こちらには昔からのヨットクラブがあったのでした。

エヌ娘:「マカピーさん、父とここに来たことはありませんか?」
マカピー:「いえ、今日が初めてです。どうしてですか?」
エヌ娘:「父は仲の良い友達とここに来て時間を過ごすか、ゴルフをするのが楽しみだったんです」
マカピー:「そうだったんですか。ボクは青年海外協力隊時代にエヌさんに会ってお宅に伺ったことがあるだけでした。そのまま帰国したのですが、2003年だったでしょうか、カンボジアのプノンペンで偶然エヌさんに再会して、会食したのが最後でした。当時エヌさんはアフガニスタンに行きそうだと言ってました。ですからサバに戻って来てお会いすることは無かったんです。」


水面への飛翔を繰り返すサギたち

エヌ娘:「ああ、だからここが初めてだったんですね。実は私昨日気が付いたのはマカピーさんと待ち合わせした今日が父の命日だったんです。2011年の今日、父は日本で亡くなったんです」
マカピー:「え・・・まさか(涙ポロポロ)。  そのころマカピーはザンビアにいたんですよ」
エヌ娘:「父も別のアフリカの国で活動していて、コタキナバル経由で4泊ほどしてから、日本へ行きそこでマラリアを発症して亡くなったんです」

エヌ娘:「父が存命であればマカピーさんとここで夕日を眺めていたかもしれませんね」
マカピー:「そんなことを知らずに2020年の2月末に3泊でコタキナバルに来たらその直後にロックダウンがあり、やっと今年の7月に戻ってきた際に昔からの知り合いの一人であるカズエさんからエヌさんの事を伺ったんです。
とっても不思議な感じです、今はこうして皆さんと会っているなんて」


リカス湾の浅瀬で刺し網から小魚を背中のかごに入れている人がいました


マカピー:「一昨日電話でエヌさんの遺骨は海に散骨されたと聞いていたので今朝もリカス湾沿いを散歩をしながらエヌさんに『おはようございます』って声を掛けながら歩いていたんですよ。そうか11年も経ってたんですね」

夕陽が沈んでゆく南シナ海の海風が寄せる中、海岸に沢山の人が出てくるのを眺めながら、とても平和な落ち着いた気分になりました。

「エヌさん、今娘さん夫婦とヨットクラブで楽しんでいますよ。そっちからボクらが見えますか?」

マカピー:「いいところですね。エヌさんが友達を連れてここに入りびたっていたっていう理由が良く分かります」
オキ:「マカピーさんはゴルフしないんですか?」
マカピー:「マニラで一度グリーンに出た切り辞めちゃったんだ。乳幼児の子育て中にプレーを続けられなかったからね」
オキ:「じゃあ、今度一緒にプレーしましょう。もちろん携帯電話はオフにして!」
マカピー:「そうだね。子育てはずいぶん前に卒業したから、そろそろやってもいいかなあ。長い間ブランクのビギナーだからオキさんが教えてよ!」

ウミウのつがい



オキ:「もちろん!ボクたちは海にも潜るんですよ、一緒にやりましょう」
マカピー:「そりゃいいね。体験ダイブしか経験してないけどいつか東海岸側のダイバーメッカと言われるシパダン島で泳いでみたいなあ。でもすぐって言うわけにはゆかないんだ。ちゃんとビジネスが軌道に乗ったら、その時はよろしくね!」
エヌ娘:「楽しみだわ!仕事がうまく行くことを祈ってます」

早くそんなサバでの過ごし方ができるようになりたいです!


ヨットクラブ

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。なおも不思議な縁が続くのでした

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