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その話にピンときた!マカピーの日々#0990

マカピーです。
エッ、ちょっと待ってそれってどこかで聞いたことあるよ!

最近『腸内フローラ』という言葉を聞いて、思い当たる節がありました。

調べているうちに、健康な人の腸内細菌の移植という技術もあるそうで「ナールホド」と感心したのでした。

例えば胃がん発生の元凶とも言われた「ピロリ菌」ですが、その検査で除菌した事のある方って沢山いると思います。

マカピーも10年ほど前除菌した一人です。

詳しい事は知りませんが、この除菌により大幅に胃がんの発生が減ったそうです。

あの胃がんが死亡原因トップから転げ落ちるとは医学の発達ってすごいですね!

で、何が言いたいのかというと、人間や動物の消化器官には沢山の細菌が住み着いているってことなんですよね。


ピンぼけですが、いろいろ売っているカトマンズの街角

そう、ものすごい数の細菌に消化を助けられて栄養分を吸収できるようになってるわけですよ。

もちろん、病気を引き起こす連中もいるわけですから除菌をするケースも出てくるわけです。

マカピーは学校で『農学科』を学んだのですがだったので他の学科の畜産学や農業工学、林学、醸造学、栄養学など履修する事がありました。

その中に『畜産学概論』があり興味を引いたのが牛やヤギのような反芻(はんすう)胃を持った動物でした。

人間の逆流性食道炎の話ではなく、反芻動物たちは4つの胃を持っていて、一旦胃に入れた食物を口に戻して咀嚼(そしゃく)を繰り返すんです。

この特殊機能のおかげで、反芻動物たちは人間の食べられない粗飼料と呼ばれる草や木の枝葉を消化し栄養吸収できるのでした。

しかも、牛やキリンを見てください。あんなに大きな体になるんですよ!

人間が食べる穀物も食べますが、基本的には粗飼料で育つ胃を持っていたので家畜として人間に利用されたわけです。

ですから、畜産の中でも反芻動物の第一胃は「ルーメン」と呼ばれそこからルミノロジー(Ruminology)という言葉が生まれる程、驚異的な消化システムだったことが分かっています。

つまり、ルーメンでは消化分泌液を出さずに腸内フローラの力を借りて消化しやすくするって事なんですね。

これからも「ルミノロジー」からいろんな発見や技術開発があることを期待しています。


道端でスナックを食べる事もあります!

もしかするとボルネオにも生息するテングザルは反芻しているんではないかって言われていてますます興味が湧きます。

さて、腸内フローラの移植に関してですがこちらも興味深いですね。

話は変わって、マカピーがネパールで5年ほど暮らしていた頃は、よく下痢をしました。

理由はそもそもの生活環境が衛生的ではなかったからです。

当時はアメーバ赤痢、腸チフス、ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)、回虫などはごく普通の病気で病気の人も街を歩いていて「風邪」みたいなものでした。

そこで日本へ帰国する前は、家族全員が駆虫剤を飲んで「きれいな体」にしたのです。

それは、たまたま日本滞在中に前述の病気が発症すると日本では法定伝染病扱いで「隔離病棟」に数週間滞在で日本滞在が消滅となるケースを恐れたからです。


ダルバートタルカリ(定食)もこんなレストランで食べるようになったんだ!

ところが、ある日ネパールの「下痢便」を密かに輸入している欧米のルートがあるという噂が流れたことがありました。

下痢便を一体どうするっていうのよ?

聞いてみると『肥満対策』らしく、下痢で痩せる方法を選択する利用者がいるという事だったのです。

もしも、その糞便に強烈なコレラ菌があったら、一発で死ぬ可能性もあるという恐ろしい話ですが、それでも欲しがる人がいて密かに海外に持ち出している人がいると噂されていました。


ヤギの肉を売るお店ですね。頭もちゃんとこちらを向いてます!

ネパールで低栄養、飢餓状態の人がいるというのになんという事だ!

と思ったのですが、それがビジネスになるというのも「おもしろい」と感じ記憶してました。

あれから、ずいぶん経ちカトマンズも変化したと思いますが、首都圏への人口急増にもかかわらず水源が無いので、貧富の差で衛生状態が決まるので相変わらず乳幼児死亡率が高いようです。

腸内フローラを移植する話がずれてしまい申し訳ありません。

そうなんです、ネパールで「おもしろい」って思ったことが、もちろん「下痢便」ではないですが、こうして現実的にビジネスになっていると知ったわけですからね。

いろんな技術が紹介されていますので、それぞれの人生を楽しみましょう!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。いろいろなアイデアが現実化するよ

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