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旅は心を磨く道場です!マカピーの日々 ♯1533

マカピーです。
フィリピンでの旅は続きます。

と言ってもハナさんのハリー叔父の家を拠点に、そこで会う人や周辺の町でいろいろな出来事に出会っている毎日です。

そしてそれは、日本では普通お目にかからなかったり思いもしない事で「え、それってどういう事?」と考えをめぐらすことになるのです。

だから、マカピーは「旅は心を磨く道場」と考えるのでした。

またまた嬉しいお知らせがありました!ありがとうございます。

今朝は散歩に出かけると隣のフレディ家の犬たちがマカピーを先導するのでした!

彼らに残飯をあげるので「じゃあ、ボクらが一緒に行ってやるよ!」という感じの4匹でした。

しばらく犬たちと行くと気が付いたのは、灌漑用水路の流れが無い事でした。

「あれ、どういう了見で流量制限をしているのかなあ?」

田んぼを見ると水が落ちて陸(おか)が出来ているけど、出穂前のものから田植えをしたばかりのものと田んぼ毎にかなりの差異があるので日本で言う「中干し(なかぼし)」のような育成技術でもなさそうです。

更に行くと、用水路のコンクリートの擁壁が無くなる場所ではかなりの土砂の堆積もあるし様々な条件の違いにも気付いたのでした。

ただ、一体そんな事が分かって何の得になるというのでしょうか?

自己満足。

そうなんです、結局人って追及して答えを求め「おそらくそうだろう」って分かった時が「幸せ」を感じる時なんですね。

だから、マカピーの喜びは他の人に分かってもらうことが出来ないかも知れない。

でも、他人を気にすることなく自分が幸せだったらそれでいいのです。

もっとビールを飲もう!というサンダルからウオーキングシューズをはいた

さて、約3キロコースの散歩は最後が幹線道路になり車がゴーゴーって音を立てて走り抜けて行く4車線道路なんです。

その時には2頭が脱落していて残りのリーダー格の2頭が残っていました。

しかし、めったに幹線道路に出たことが無かったと見え、何か挙動不審です。

ややもすると激しい通りの真ん中に出て行ってしまうのです。

「コラー、そっちじゃない道路の端を行くんだ!」

マカピーは二頭に声をかけますが、沿道の家のフェンスの中から獰猛な吠える声が上がると「ヤバヤバ・・・」と道路の反対側に行ってしまい更には向こう側でも吠えられて戻ってくるというのを幾度か繰り返したのです。

とうぜん、行き交うバスや車、オートバイ、トライシクルから激しいクラクションが鳴ります!

最初は4頭いたんです!

犬を轢いて夢見が悪くならないように、各ドライバーは絶妙のハンドルとブレーキさばきで犬たちをかわしてゆくのでした。

マカピーが犬に呼びかけていたの見ていた婦人二人がマカピーに「あんたの犬だろう。危ないじゃないか!」と叫んでいたのです。

マカピーは「ボクの犬じゃないでーす!」って両手をあげて「知ーらない!」ってポーズをして非難を回避しました。

何とか、マカピーがハリー叔父の家に戻ってきた時には1頭になっていていました。


行商のオートバイをやりすごしてマカピーを待つ犬

「おい、さっきの角まで一緒だったお前さんの片割れはどこに行っちゃったんだい?」

彼は田んぼ道でしばらく、待っていましたがマカピーの後を追って戻ってきました。

「そこまで一緒だったのに、君って案外薄情なんだね」

とは言ったものの、角の家の犬がかなり強豪だったから様子を伺っていたのかも知れません。

一時間ほどすると失踪していた一頭も戻ってきていました。

ヤレヤレ

「犬も歩けば棒に当たる」

そんな「いろはがるた」の一遍を思い出しました。

それはオートバイに竹細工を満載した行商に出会うことが出来たからです。

マカピーはカンボジアのプノンペンから出た田舎町で幌牛車に出会ったことを思い出したのです。

彼らは素焼きの鍋や鉢を売って歩いていたのです。

2‐3チームに分かれて、長年決まったコースでの行商をした後、夜になると適当なところに集合して野営しながら幾日も売り歩く生活をしていたようです。

須恵器などが割れないように稲わらを使っていたので、幌牛車からは稲わらがこぼれ落ちていたのを思い出します。

犬たちは牛やトライシクルが来ても動じません

プラスチックやステンレス調理器が昔ながらの土、木、竹などを使った天然素材を活かした伝統細工はやがて消え去る運命なのでしょうか?

なんだか、そうした光景が急に愛おしくなって「今度行商が来たらそこから買おう!」なんて思うようになったは自然に戻る素材に囲まれた生活が一番安心できるって分かって来たからかもしれません。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。自然に帰ろう!



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